HDW-750にPOVCAMを使用するスタイルが普通になってきた感じです。ニュースやバラエティーの取材ではHDCAMを使用し、その場でテープを渡しますが、VPやCMでは自社もしくはポスプロで編集を行うため、収録フォーマットは制作が決めます。今回の番組は笹邊がシナリオを書いて演出し、HDCAMテープとHDVテープはバックアップとし、編集はPOVCAMのSDHCカードとHVR-Z5JのCFカードに記録されたデータを使用します。 まずは導入部分のオープン撮影です。このときはハンドリングを優先してPOVCAMを接続せずにHDCAMテープのみの収録です。後でテープを再生してHD-SDIでPOVCAMにキャプチャーします。 照明はユニフォーカス3灯とパルサーライト2灯。オフィスにバック紙を立て、テーブルは撮影台にデコラを乗せています。 HDW-750にはTV LogicのWFM-560WP、制作モニターはHDSD IREGZAを使用しています。シンプルなシステムですがローカル番組として低予算に対応しています。
忙しくしていたため、今頃になっての現場写真のアップです。水中撮影の後、プロンプターを使ったコメントや工場撮影、放送番組の3カメスイッチング収録、VP編集、録音など等、今がピークになっています。水中撮影は和歌山、泉南、淡路島、明石など合計4日の徹夜撮影になりました。カメラのコントロールやシャッターなど、今回は千里ビデオサービス久々の企業秘密が入っておりますので完全公開は出来ません。ご了承の程お願い致します。カメラは三脚ではなく四脚のアルミ脚立に取り付けました。今回は浮をつけていますが、河川では脚立が川底に立つように考えました。右はブリンプから引き出したメインケーブルです。HDSDI信号とコントロール信号、もちろんカメラの音声も陸上でモニタリングできます。秘密のコントローラは桟敷三脚に取り付けてオペレーターモニターとしてTVLogic VFM-056WPをHDSDIで繋いでいます。制作モニターは056WPのHDSDIスルーアウトをから繋いだHDSDI REGZAです。水中ストロボの発光はカメラ本体のストロボ光を光ファイバー経由で外部に出してスレーブ発光します。これは水中ストロボの光を陸上のストロボに伝えるための長尺光ファイバーです。先端はレンズ状に過熱加工しています。水中に沈める準備が出きた千里ビデオサービスオリジナルの水中動画&写真撮影システムです。一年ほど前から構想は練っていましたが、需要に繋がらなかったので据え置きになっていましたが、ようやく日の目を見ることができました。秋には琵琶湖周辺での生態撮影に活躍できると思います。
フィッシング関係の撮影依頼あり、そにために以前から構想を練っていたブリンプの改造を行いました。撮影は夜間の写真撮影です。条件が決まっていて4000ピクセル以上の静止画で商品と魚が明るくはっきり写っていること。水深は3m〜5m程度。水中での待機時間は約3時間〜4時間。これはブリンプの簡易浸水テストです。浸水テストでは12時間異常無し。20mm厚のアクリルを穿孔してネジを切りました。ブリンプ内部へはマルチケーブルによってHD-SDIとコントロール信号が通ります。外部の水中ストロボは光ファイバーによってスレーブ発光させます。アクリの加工は友人の音響さんの事務所にあるボール盤で行いました。HD-SDIには音声も通り、本体の静止画、動画とば別に外部のPOVCAMでの記録も確認しました。ブリンプ現役を退いたパナソニックDJ1用です。このなかにカメラとHDMI→HDSDIコンバーター、バッテリー、除湿材などが入ります。スペースがギリギリで隙間がほとんどなく無くて苦労しましたが、その分集積度が上がってカッコよくなってます。陸上から絞り、シャッター速度、フォーカス、ホワイトバランス、その他ほぼ全ての記録、再生操作が行え、モニタリング用のフルHD信号はキャラクターの入らない状態で陸上のPOVCAMで動画収録も行えます。陸上でのモニターはHDSDI REGZAと10倍拡大出来るTVLogic 056WPで行います。ストロボは水中だけではなく、水中を演出する環境光として海上からスーパーブームに取り付けたプリ発光対応のスタジオ用モノブロックをファイバーでスレーブ発光させます。水中ストロボとのスレーブ発光は15mの光ファイバーを加工しました。ケーブル貫通部分の写真です。12時間の簡易テストの結果、漏水はありませんでした。加圧テストを行っている時間がないので、5m深度はテスト本番ということにします。といいつつもこの防水スリーブはこれまでに10m深度での実績がありますから設計値ではありませんが、経験値としては大丈夫でしょう。なんといっても写真納品が3日、入稿が5日というタイトなスケジュールですから仕方ありません。
夏の魚といえば鮎。今日は先日撮影したゆるキャラのダンスPVの納品でした。明日が制作発表のイベント本番日ですが、キャラクターを作られた総合ショッピングセンターではすでに夏祭りの初日。納品を終えて帰りにイベント会場の物産販売の「天然鮎の炭火焼き」を買って帰りました。とても美味しい鮎だったので残っている二尾を写真に収めておきます。写真で美味しさが伝わるか…わかりませんがアップしました。撮影カメラはNEX-VG10、レンズは同じくソニーのE-30mm F3.5 MACROを装着しています。写真をクリックしていただくと大きなサイズで表示されます。大変美味でした。キャラクターの発表は明日16:00から阪急北千里駅前のDIOS北千里で行われます。
放送局へ打合せに行った帰りにタイ料理のレストランへ寄りました。Enjoy Thaiというお店。このレストランでとても気に入った料理をご紹介します。パックブンファイデーンという空芯菜の炒め物ですが、いわばベジカレーといった感じです。けっこうピリ辛系ですが食が進みます。お店のフェースブックがあります。そしてぐるナビでもチェックしてみてください。笹邊のお気に入りの店です。
何故かここ数年目覚めが早くなってきています。一言で言えばそういう歳になったということでしょうが、決して悪い気はしません。先日仕事前に北摂の山を2時間ほどドライブしてきました。彩都から入って勝尾寺から箕面ドライブウエイを抜けます。早朝の彩都は人の姿も無く時間が止ってしまったかのようです。彩都を抜けると岩坂の集落です。ここはまさに里山の風景があります。子供の頃によく行った母の生家もこういう風景の中に在りました。岩坂で一番好きなポイントです。この先いつ頃までこういう風景が残っているのでしょうか。箕面勝尾寺付近の温度計は22℃を表示しています。実は写真を撮ろうと車を停めた時は21℃を表示していました。今年は例年に比べて暑さがゆるいように思います。節電の効果なのか、気のせいなのか?でも涼しいのはいいことです。早朝の幸せを感じながら事務所に戻ったのは8時過ぎ。ドライブのおかげで体が活性化しようで、熱さも気持ちよく感じられる一日になりました。
愛用のビンテンが・・・・不注意で壊れました。壊れたといっても、ヘッドが地面にぶつかってティルトのドラグ調整ノブにヒビが入っただけです。現場的には支障も無く、調整軸の変形などもないため、ノブを自分で交換するだけの作業です。これを接着剤などで治しておくということも考えられますが、そうするとツイツイ機材の扱いが雑になってしまいます。機材だけではなく、精神的にも故障箇所は完全復旧が望ましいと考えます。すぐに入手可能なものと思っていたら、ビンテンジャパンにはすでに補修パーツ払底で修理不能との回答。代わりのノブというわけにもいかず、色々探してパン用のノブが使えることが判明。破損箇所はティルト側だけでしたが、今後のことも考えて複数注文しておきました。交換はいたって簡単です。目盛りの位置を合わせて+ドライバーで締め付けてセンターのキャップ(交換部品にもセンターキャップと専用のビスが附属しています)をはめるだけです。簡単に交換が出来て正常に復旧しました。破損箇所はティルト側だけでしたが、今後のことも考えて複数注文して置きました。ちなみにこのノブは1個7,000円也。けっこうしますが、きれいに治るとみんなが大切に使ってくれます。ビンテンを長く使うためなら決して高いものでは無いと思います。なお、チルトノブの数字が上下反対なのはパン用のノブを流用しているからです。数字の大小は問題ありません。※チルト用ノブは国内在庫払底の上、イギリスにも在庫はないそうです。数字の印字以外同一なのでパン・チルト共用で問題ないと思います。
今日も1班が兵庫で報道番組のENG、そして笹邊は京都・奈良でのロケです。京都では食べ物ネタと、生き物ネタです。奈良では再び食べ物ネタ。収録が終わったときの夕空がとても綺麗でした。そして28日、2日続けての好天気に恵まれ、再び生き物ネタで京都ロケです。連日ロケでFieldReportの更新がままなりません。新しいLEDライトや小型デジ用の紹介したいものがいろいろありますが、何分夏の繁忙期のため・・・・。
ENGが2チェーン出ています。笹邊とは別のM班のVEから写真が送られてきました。iPhoneからの送信ですが、良く写ります。写真をクリックしていただくとメールで送られてきたオリジナル写真が開きます。不況の中、デジタルカメラはまだいい方だそうです。今はデジタルカメラ(コンパクトデジカメ)の市場にスマートフォンが食い込んでいます。さらにiPhoneだけで作ったTV番組まで登場する状況。デジタルカメラは今後どう進んでいくのか・・・・。幾つになっても勉強、勉強。