映像制作フィールドレポート・アーカイブ   LIST view  RSS
映像制作会社の代表が現場で印象に残ったことなどを写真やビデオキャプチャーで綴る撮影技術日誌
(WEBへの公開は制作会社、クライアント、出演者の許諾をいただいておりますが二次利用はご遠慮下さい)

2012年10月19日(金)  メイシアターで新生劇団コーロの撮影
新生劇団コーロさんの収録現場です。


カメラはDSR-570WS×2(with CCU-M5&RM-M7G)とHVR-Z5J(with RM-1000BP)
収録はパラですがタリーとリターンを返すためにスイッチャーを入れています。AW-SW350でFSはOFFでHVR-Z5JにPANAのピクチャーシンクロナイザーAS-3800を入れています。やはりケーブル補償が出来るFSの方が高画質です。HVR-Z5JはHD収録し、編集時にトリミングします。安全のためのパラ収録でしたが、ほぼプログラムで完了できそうです。というのもこの芝居は数年前に一度DVD化したもので、劇団の体制が変ったために再度収録となりましたが、内容は同一で前作を5回ほど見て思い出しました。
同じものを同じように二度撮るのでは芸が無いので、今回はまずアスペクトを16:9、それと録音を頑張りました。
音声は8CH入力でCH4録音するために4in-2oouのTS-4000Sをスタックして使用しました。
それから、なぜHDにしなかった?という疑問。
HDは次回に取っておこうということと、予算です。
というか営業ツールなのでSDの方が都合がよいそうです。

明日はバスケットボールのネット中継で翌日はニュース取材で尼崎へHDCAMです。
“カサアゲ君”の初陣になります。

2012年10月18日(木)  三脚の高さを稼ぐVISEXTENDER“カサアゲ君”
三脚延長用エクステンダー“カサアゲ君”導入しました。ENGで三脚の高さが足りないときに活躍します。


三脚とヘッドの間に挿入して約20cmの嵩上げが可能になります。三脚側にはボールは無く固定のみです。ヘッドの水平は通常通りヘッドのボールで調整します。


重量が軽くHDCAMを乗せても安定しています。三本のポールは両端が六角ボルトで固定されていて、任意の長さのポールに交換することで35cm程度の嵩上げにも対応します。


嵩上げは約20cmですが、カメラ前を180cmの人が通っても頭が被ることはありません。


カサアゲ君は汎用対応としてサクラーの三脚でも問題なく使用できます。今後ニュース取材やセミナーの撮影で活躍してくれることでしょう。

2012年10月17日(水)  辛い取材
空港でディレクターと合流。
今日の現場は事件です。現場の進展を見守りつつ、明朝オンエアするためのレポートやインタビューなど。


現場は深夜まで続きますが、明朝5時からののオンエアに間に合うよう、テープを持って21時の新幹線で東京へ。もちろん徹夜の編集、原稿作成。お疲れ様です。


そしてHDCAMもお疲れさsまでした。翌日も、その翌日も連日頑張ってくれます。

2012年10月16日(火)  訓練の中継と収録
事故復旧の訓練を中継&収録です。


現場へ向かう大阪の空。秋晴れとさわやかな空気が心地よく、スタッフたちの気持ちを高めてくれます。


HDCAMにPOVCAMを装着して訓練後の送出と後日の納品。そして訓練中の映像をPOVCAMと仕込みカメラで生中継です。送出先は60インチ液晶を4分割画面で2台、そして32インチ液晶に2台。POVCAMをかき集めるのに苦労しました。


現場は安全対策が何よりです。POVCAMからのHDSDI信号が通る同軸ケーブルは建物のコーナーに沿って通して、露出する部部分には養生テープとトラテープを貼っています。また通路は側溝を通しています。


ジュニアの愛称の千里Jr.です。今では音声さんや中継カメラマンとしてひとり立ちするようになりました。高校生のときから門前の小僧よろしく出入りのカメラさんや音声さんに可愛がられ、大学時代は仕事のある毎に夜行バスで駆けつけてくれた頼もしい片腕です。


ここは現場へ向かう途中に発見した「伊勢うどん」のお店です。「コシのなさがエエ感じ!」懐かしくてとても気になります。


関西の人が「伊勢うどん」を食べると「なんじゃこりゃ」となってしまいますし、笹邊もそうです。でも伊勢へ行くと「腰が無い」とわかっていても・・・川口探検隊気分でつい食べてしまいます。店のテントに「コシのなさがエエ感じ!」とあるように、このうどんは食べてみないと判りません。本番日の朝はまだ開店していませんでした。帰りは夜遅くなるので今回は無理・・・・いずれ機会を見てレポートします。腰が無いのには深い理由があります。そのことも後ほど。
伊勢うどんではありませんが、22日は「月曜から夜更かし」で先日の三重ロケがオンエアされます。

2012年10月14日(日)  HDCAMにPOVCAMレコーダーを一体化
HDW-750にPOVCAMを一体化してみました。

週明け16日本番の準備です。HDCAMテープを回しつつAVCHDで同時記録。ファインダーには赤タリーのほかPOVCAMには緑タリーを割り当てます。レンズが重いショートズームや20倍以上のレンズでのバランスが向上しました。昔ベーカム時代に20倍+ワイコンでBP90といった感じのバランスです。速い振りだとリアが持っていかれますが、長時間の担ぎだととてもバランスが良いです。16日は5時間くらい担ぎっぱなし。


本番用バッテリーはVマウント190Wを4個用意しました。この他にもPOVCAMを2台用意しています。それは吸盤で固定する仕込みカメラになります。送出先は60インチモニター2台と32インチモニター2台です。


2012年10月07日(日)  バスケットボール
ご同業さんからの依頼で平成24年度関西学生バスケットボール1部リーグの中継カメラマンです。

(携帯で撮影)        

当初はWiFiからアップしてUST配信でしたが、現在は光ファイバーで専用サーバーへアップして生中継されています。WiFiと違い、帯域が広くトラフィックが安定しているので視聴にストレスはありません。また番組もダダモレではなく放送席からプロのアナウンサーとゲストによる実況解説が付くので試合内容もよくわかります。


2012年10月06日(土)  編集とロケが続いて更新できていなかったのですが・・・
編集とロケが続いてホームページの更新が疎かになっています。笹邊はほとんど編集スタジオですが、Jr.からiPhoneで撮った現場写真が届きました。写真をクリックしていただくと大きなサイズでご覧いただけます。


石川県の能登半島へ売れっ子モデルさんとの番組ロケで千里浜のなぎさドライブウエイです。笹邊はまだ走ったことはありませんが、写真を見ると走りたくなってしまいます。能登往復と現地移動で走行距離はおよそ1,000km。お疲れ様でした。


こちらは別の番組で三重県です。以前制作したショルダーリグをバージンアップし、F&Vのパワーディストリビュータを内臓しました。NP型リチウムバッテリーでLEDライト、モニター、カメラへ適切な電圧で電源供給できます。LEDライトはマトリクスライトML-80です。12VはLEDライトやTVLogicのWFM-056WPなどに供給し、8Vはカムコーダーへ、5Vは映像分配器やアダプター、またバッテリーケースに取り付けるB帯のRAMSAワイヤレスレシーバーに供給できます。

VPなどではメモリーカードでの記録が主流になりつつ、というよりもすでに主流になっていますが、番組ではまだまだテープ記録が多いようです。おいおいメモリー系も多くなるということでしょうが、在阪局や系列技術会社でもXDCAMHDの光ディスク系が採用されました。HDW-750を更新するのは大変です。
そういえばソニーのHDCAMサイトに現行で残っているHDCAMカムコーダーはHDW-F900RとHDW-650だけになってしまってりました。

2012年10月01日(月)  セミナー収録
レギュラーのセミナー収録です。


慣れた現場ですが、慣れに麻痺しないように収録方法や編集方法に毎回工夫しています。


左下は収録用のR-44とミキサーのTS-4000Sで、右のSHUREはインカム用に使用しています。収録のDVCAMはバックアップとし、音声はDVCAMとR-44、PPTはダウンコンバートとPCデータを用いてHD収録データ(HVR-Z5JとHMC-155)のマルチカム編集で行いハイビジョンファイルを納品します。


2012年09月30日(日)  ちょっと便利な小物を製作しました
こんなものを作りました。


関係者にとってはとても便利なもの。超嬉しいものです。でも映像と関係ない人にとっては全く役に立たないものです。
これはF&V バッテリデストリビューター Vマウント→DTap(DC5V8V12V)に付いたDタップの8V端子からHVR-Z5JやZ7J、NXCAMに電源を供給するケーブルです。
つまりデジロケでエンデューラバッテリーやNP-1からカムコーダーに直接電源を供給できるようになります。もちろんDC-DCコンバーターは内蔵していませんから7.4〜8VのDタップでなければなりません。
小型のエンデューラやNP型のNP-L7Sが68WですからNP-F970(47.5W)の約1.5倍の容量になり、130Wや190Wバッテリーを用いれば何倍もの容量が得られます。
このケーブルはF&Vディストリビュータを取り付けたリグで使用します。

2012年09月29日(土)  ホールで収録
ホールで講演とディスカッションの収録でした。


オーダーはSDですがカメラはHDW-750を使用しています。
DVDレコーダーとDVCAMへダウンコンバートで収録です。


カメラはスパイダーに乗せて高さを稼いでいます。カメラにはお気に入りのTVLogic VFM-056WPを取り付けてpixel to pixelやZOOMを用いてフォーカスを確認しっています。またHDCAMは回さないのですが、音声ラインをCH-1に入れて講演の内容を聞きやすくしています。


こちらはこの仕事を依頼して下さった中継会社のブースです。DVDは現場でファイナライズして即日納品ということですから未編集で完パケになるように撮影します。

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