Field Report Archive
千里ビデオの代表が現場で印象に残ったことを写真やビデオキャプチャーで綴る写真日記
(webへの公開は制作会社、クライアント、出演者の許諾をいただいておりますが二次利用はご遠慮下さい)
練馬区独立60周年 08/03(Fri)

 現場は練馬文化センターです。


 練馬区が板橋区から独立して60周年を迎え、日本アニメ発祥の地であり、国内最大のアニメ事業者の集積地として、区内のアニメ事業者や西武鉄道株式会社の協力により、地元練馬で生まれたアニメやキャラクターを活かした記念事業が続々と行われています。
 その一つが練馬アニメーション協議会「練馬区独立60周年記念〜アニメで綴る60年〜ねりたんアニメヒーロー&ヒロイン大集合!」です。ここで千里ビデオサービスは大ホールの映像を担当します。
 練馬文化センターへ行くようになって10年ほどになりますが、1年間休館して18年5月にリニューアルしたホールは見違えるほど美しくなりました。もちろん客席もリニューアルされています。
 今回も笹邊が東京を受け持ち、大阪に残ったもう1班は野球の現場です。台風も過ぎ去り明日の本番は台風一過の好天が期待できそうです。

 
サクラ大戦「ニューヨーク・紐育」OVA3巻 07/29(Sun)

 サクラ大戦第5期OVAシリーズ「ニューヨーク・紐育」。発売直前の7月28日に大阪29日に名古屋で試写会&トークショウです。昨日は大阪でこれから名古屋の現場へ向かいます。(07:00)
 さすがに人気で大阪の会場は満席でした。今回はドルビーサラウンドが指定となり、設置するスピーカーは6基とスーパーウーハー1基です。スーパーウーハーのパワーアンプは200W/RMSのBTLでドライブします。戦闘シーンの迫力は圧巻です。千里ビデオサービスは映像と音を担当しています。
※発売前の試写会のため今回の現場写真はありません。
http://sakura-taisen.com/ova5_newyork.html
 
サクラ大戦ドットコムもご覧下さい!

 
梅雨明けの現場は灼熱の舞台袖 07/26(Thu)

 今日、明日と小劇場での収録です。梅雨が明けていきなり真夏日になり、現場のブースは灼熱地獄です。照明の熱と、客席からの熱気でベースの気温は40℃近くになっています。


 簡単なシステムですが、モニターや周辺機器から出る熱はかなりのものです。扇風機を回しても汗が引きません。27日は可搬式クーラーを追加してくれるそうで少し期待できます。


 客席の撮影ブースは固定キャメラとキャメラマン付の2台。上半身が熱気で包まれ、やはりここも灼熱のブースだそうです。しかし本番が始まると芝居の熱さが緊張感を高めてくれるので、頭脳は一瞬に冷却されます。けれども体は噴出する汗でボトボトに・・・・。まさに現場は夏の盛りです。

 
HDW-1800がやってきた! 07/25(Thu)

 HDCAMからHDVへの変換。もちろんダウンコンバートではなく、1080i/HDCAMハイビジョンから1080i/HDVハイビジョンへのフォーマット変換です。


 7/19の記事で「HDCAM⇒HDV変換」と書きましたが、早速仕事がやってきました。仕事と同時にHDCAMの新製品HDW-1800がやって来ました。とはいってもレンタル品。早速HDCAMからHDV1080iに変換してIEEE1394でコピーしています。コピーは全部で5時間です。


 このHDW-1800、実は機材屋さんに昨日入荷したもので、千里ビデオサービスが初荷となりました。新しいというのはとても気持ちいいものです。出荷前のテストで数回ローディングしただけという、まさに新品!アワーメーターもご覧の通りで、1本目の作業で1hになりましたが、電源投入時は0hでした。それと、この液晶パネルはメーターやメニューの表示だけではなく、収録画像も見ることが出来る優れものです。


 HDCAM⇒HDVの変換コピーは今後様々な利用方法に発展すると思われます。HDVはHigh Definition Videoの略だと思っていますが、もしかするとDVDのVと同じ多用途のVでHigh Definition & Versatileの略かもしれません。

 
今日から 07/21(Sat)

 13日に撮影した「獣拳戦隊ゲキレンジャー ニキニキチャレンジ!」のアトラクションが枚方パークで始まりました。さて、どういうアトラクションなのでしょうか。ご家族でお楽しみ下さい。
 ■開催期間 2007年7月21日(土)〜9月2日(日)
 ■開催時間 7月21日〜7月31日・・10時〜18時
          8月1日〜9月2日・・・10時〜20時
 ■入館料金(入園料が別途必要)500円※3歳から有料

 
HDCAM⇒HDV変換 07/19(Thu)

 以前はHD素材を一旦カノープスに取り込んだ後にMPEG2TSに変換してHDVテープに書き出していたHDCAM⇒HDV変換/DVCPRO-HD⇒HDV変換でしたが、ようやくリアルタイムにHDVに変換できるようになりました。収録にHDCAMを使うことでキャメラ映像は業務用のHDVと比べると格段に向上します。HDVフォーマットの実力に驚くと同時に当然のことながらHDCAMとHDVのキャメラヘッドの性能差を見せ付けられました。


 このコンバーターによってHDCAM収録の用途が大きく広がります。これまではHDCAMで収録、ポスプロ編集だったものが、パーソナルコンピューターで完パケまで仕上げた後にHD対応のハードディスクレコーダーに記録して納品というスタイルも可能です。イベント利用にはもってこいです。ハイビジョンのコストダウン化の道がまたひとつ増えたと言えるでしょう。
 現在千里ビデオサービスではDVD制作にも将来のことを考えたHDCAM収録をお奨めしています。

 
HA16×6.3使いました! 07/13(Fri)

 フジからお借りしているHA16×6.3も連休開けには返却です。返すまでに是非仕事で使って見ようと、某パークで開催されるアトラクション用のイメージ映像の撮影に使用しました。


 今日の撮影は30mm〜60mmあたりでの撮影のため、あえてHA16とい必要はなく、HA21でも全く問題の無い内容です。しかしここはHA16の評価ということで使ってみました。


 マスター・シャーフーの背後からプロジェクターで背景を投影して撮影しています。モニターで見ていてフレアーも無く美しい結像でした。そして十分シャープな画像を得ることが出来ました。新しいレンズはいいですね。


 照明はスクリーンをきらって、サイドから2灯で照らしています。声は永井さんで録ったものをCDで供給してもらっています。そのタイミングに合わせて役者が演技をします。


 今回の撮影では40mm〜55mmのズームを約90秒で行う超スローズームが必要でした。レンズの電動速度を最微速に設定してズームコントロールをパーマセルで固定しています。サーボモーターは常に微速で回り、ズームのスタートはギアを噛み合わせることで行いました。手動ズームを基本にしていますが、さすがに今回のズームは電気の方が良いでしょう。
 HA16のズームサーボのサブボリュームはかなり広範囲に調整でき、高速から微速まで思い通りにセットすることが出来ました。テスト撮影で十分素晴らしいと感じていましたが、実際の仕事で使ってみてもいいレンズだと実感しています。
 今回の撮影は広角から中望遠を1本でカバーするHA16に適したものではありませんが、肩に乗せて色々撮影してみた結果、とても使いやすいレンズであると判断しました。

 
新しいHDレンズが届きました「Documentary Eye」 07/09(Mon)

 「新しいHDレンズが届きました」といっても買ったものではありません。先日のケーブルテレビショーの時にフジノンブースで見て「これ、いいね!」といろいろ触っていると「お貸ししますよ」と営業さんの一言。「月明けまでは忙しいけれども、10日頃には落ち着くから」と名刺交換をして今日届きました。届いて早速HDCAMに取り付けている笹邊を見て「まるで子供のようだ」と誰かが笑っています。


 レンズはFUJINON HA16×6.3という広角から望遠までをカバーできるニュータイプです。グリップ側から見た状態でお解かりいただけるように、それほど大きなレンズではありません。ただし放送機材は実際に担いで見なければわりません。そして担いだ印象はまさにまさに万能レンズです。
 レンズの愛称は「Documentary Eye」だそうです。


 キャメラマン側から見るとニコンのEDレンズのように先端に巻かれた緊箍児の輪とエクステンダーに刻印されたHD Fujinonがグランドピアノのエンブレムのように輝いています。千里ビデオサービスはキヤノン中心と思われがちですが、実数で言うとキヤノンは8本、フジノンが9本、ニコンが1本と、フジノンの保有数が最も多くなっています。以前ヴィッセル神戸の取材でインターナショナルイングスでお借りしたフジノンのHA21を使いましたが、82φの口径は15倍クラスのレンズと同等の大きさに出来ていて、担当したキャメラマンからは高く評価されました。この好印象が今回のレンズに触手を動かすきっかけになったことは確かです。


 焦点距離はワイド端が6.3mmでテレ端が101mmです。最近のショートズームのようには引けませんが、J8×6相当ですから16:9のハイビジョンなら狭いマンションの撮影でなければまずショートズームの必要は無いでしょう。テレ端の101mmはHA21の160mm超に比べると足りないようですが、スポーツや舞台でなければ必要にして十分な長さです。6〜100mmを1本でカバーするできるレンズこそ私が待ち望んでいた常用レンズといっても過言ではありません。VP等を撮影する場合のテレ側は100mm程度もあれば十分です。テレ端120mm程度のレンズでも“寄れなくて困る”ということはほとんど無く、それよりは“引けなくて困る”ことの方が圧倒的に多いです。それと最至近撮影距離0.4mというのもこのレンズの特徴です。常用レンズとして近距離撮影でプロクサーやマクロを入れなくてよくなるのはとても便利です。


 HDCAMに取り付けた全体像を見ていただくと取りまわしの良さそうなレンズだということを感じていただけるでしょう。さて最も気になる解像度と湾曲収差ですが、ブラウン管モニターのPHM-20M7Jで見る限りは解像度は高いと思います。湾曲はハイビジョンWOOOの液晶で見るとワイドで若干樽型、テレ側ではやはり糸巻きが出ます。といっても20倍クラスのズームレンズと大差ないレベルで、立体物を撮影する限りは気にならないと思います。それよりは超広角ショートズームの誇張されたパースの方が笹邊は気持ち悪く感じます。常用レンズの引き尻が6.3mmというのは魅力的ですね。いずれにしても今週から来週にかけて十分にこのレンズを評価したうえで導入を考えたいと思います。しかし税込標準価¥2,415,000 のレンズを購入するにはどれだけの利益というか、どれだけ売り上げなければならないかを考えると少し消極的にならざるを得ません。

 
彦根ロケの帰り・・・・ 07/07(Sat)

 早朝から彦根までロケに出ていました。撮影は順調に終わり、現場近くにある醒ヶ井の地蔵川へ寄って帰りました。というか、スポンサーの希望で梅花藻の見学です。


 地蔵川の梅花藻はこれからが見ごろで、今日の時点では未だ咲き始めでした。


 梅花藻撮影にちょっと便利なアイデアグッズを用意しました。それは昨年買ったサイバーショットT9用の水中ハウジングと魚獲りに使うタモの竿(\480.-)です。竿からタモを外して小型の雲台を取り付けています。


 伸縮自在の竿の先にサイバーショットを取り付けてセルフタイマーで撮影しています。実は地蔵川の水はとても冷たく、足を浸すと痛いほどです。そんな湧水の地蔵川でもこのタモカメラがあればへっちゃら!というわけでお手軽水中撮影を行ってきました。


 水中に咲く梅花藻は陸上から見るのとは違って、まさに水中花といったところです。


 この撮影をした場所は地蔵川沿いで商売をされている方のオススメの場所で、NHKもハイビジョンの水中ハウジングを入れた場所だそうです。


 ファインダーを覗けないので画角を想像しながらアングルを決めて撮ります。お手軽と言っても上手く写るのは5枚に1枚もありません。


 セルフタイマーを押しては川に浸けて、シャッターが切れる毎に確認します。


 梅花藻で有名な醒ヶ井は「ハリヨ」の生息地としてもたいへん有名です。地蔵川周辺は保護地区に指定されているので、当然撮影はノーフラッシュでです。デジカメは同じくサイバーショットT9でこれも梅花藻と同様のお手軽撮影です。


 今日見たハリヨは婚姻色が美しく出ていて、まさに撮り頃でした。上から見ると婚姻色は判りづらく、なかなかこんな色では見ることは出来ませんが、地蔵川沿いにはあちこちに展示水槽があり、簡単に観察できるようになっています。


  実はこれも醒ヶ井のオススメです。地蔵川の冷たい水で冷やされたラムネはほんと、美味しいです!

 
ビックサイト今日まで 07/06(Fri)

 ビッグサイトで開催されている「第18回 国際 文具・紙製品展」が本日で終了し、27日に撮影したVPの送出も今日までとなります。


 先日スペイン村で撮影したCMは編集を終え、WEBサーバーにアップして、現在クライアントチェックの最中です。来週はアトラクションで上映する映像の撮影があります。役者が着るスーツの到着を待って、近日中に撮影します。今回は24Pになりそうです。

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