Field Report Archive
千里ビデオの代表が現場で印象に残ったことを写真やビデオキャプチャーで綴る写真日記
(webへの公開は制作会社、クライアント、出演者の許諾をいただいておりますが二次利用はご遠慮下さい)

HVR-Z1J便利化計画〜其の弐 12/23(Sat)

 12/11に書いた「Z1Jに一工夫」に続いて第二弾は「BNCコネクターでの映像出力」です。

 改造というようなものではありません。AVコネクターをBNCに変換するだけですが、本体に固定することで常時BNCコネクターが使える状態になります。もちろんこの状態でジュラケースに収納可能です。

 AVコネクターを3C2Vに変換してグリップの下をコーナンで買ったゴムトンネルに通して両面テープとインシュロックで固定しています。AVコネクターはコネクターのキャップの付け根にやはりインシュロックで固定してぬけないようにします。このゴムトンネル(30cmで210円)はグリップの滑り止めにもなります。

 BNCコネクターはJ-Jコネクターで変換してショルダーベルトのフックにインシュロックで固定してます。ベルクロテープで養生しているので本体に傷つけることなくBNC出力が出来上がりです。
 Z1JをVPで使う場合は常にモニター出力が必要で、常々不便に思っていました。自転車博物館の撮影に使った感想は(優)でした。Z1Jユーザーの皆さんはどんな工夫をされているんでしょうか?いいアイデアがあれば教えてください。

 

ロケ 12/22(Fri)

 自転車博物館の最終ロケです。生憎の天候ですが、出演者のスケジュール等でこの日の撮影になりました。写真は打ち合わせ中のNディレクター。

 当初はレフのみの予定でしたが、天候不順のために急遽発発とHMIに変更しました。キーライトをHMIで作り、空全体に掛かった雲をディフューザーに使った照明です。

イメージカットは公園を借りて撮影します。

N氏と制作さん、そして笹邊です。

 メーク待ちの間にHMIで暖をとる照明部さん。技師さんはおなじみの鎌田さんです。次回のインテルのVPも鎌田さんにお願いしました。

 ランチタイムの撮影です。ローアングルで芝の枯れたイメージを抑え、抜けを常緑樹の緑にすることで季節を調整しています。

 最終日は自転車部品メーカーさんの敷地内で各種テストの撮影です。やはりここでもHMIは大活躍です。

 

中継 12/20(Wed)

 メルパルクホールでの中継でした。客席後部から手元アップ抜くために、レンズは22倍にエクステンダーを入れて使用しました。今回は収録無しでしたが、キャメラマンのインカムへ音声を送るためにミキサーを用意しました。キャメラワークには言葉のキッカケが大変重要です。もちろんスイッチャーも同様です。

 

PremierePro 12/19(Tue)

 編集に追われています。編集は3CAMパラで収録したものをPremierePro1.5で行っています。収録時にスイッチャーを使用し、タリーとリターンを返していたので、編集点は確実なのですが、微妙なタイミングの調整に時間がかかります。今日DVDを完成して発送になります。

 明日はセミナーの中継でHD21倍レンズを使用します。そして次の日は例の自転車関係の撮影が2日間あります。今回はモデルも入り、照明部も加わります。機材は今回もHVR-Z1Jです。そろそろXDCAM-HDの導入の検討時期に入ったようです。

 

宮内タカユキさん 12/16(Sat)

 今日はエキスポランドで行われたコスプレのイベントでした。仕事はホームページ用の写真撮影です。そのイベントの中で宮内タカユキさんのライブがあり、笹邊はオフィシャルスタッフとして宮内さんのステージを存分に撮影できました。そしてライブの撮影をしながら素晴らしい歌を楽しませて戴きました。

 写真は宮内さん及びマネージャーの承諾を頂いて掲載していますが、二次利用はご遠慮下さい。

 

徳島完了 12/14(Thu)

 徳島での中継は無事終了しました。今回は収録無しの中継のみの仕事で本番は約1時間です。

 キャメラは2台でPPTとスイッチャーのフレームメモリーに入れたロゴの4入力です。音声ミキサーはMCの声と制作系のコミュニケーションをCCU経由でキャメラマンに送るために用意したものです。PanasonicのAW-SW350はUSB経由でPCから静止画を転送し、CH-5に静止画を割り当てることが出来ます。この機能は現場で大変重宝します。次期導入予定のAW-SW350の後継機であるHD-SDI用ライブスイッチャーにこの機能は残されているのでしょうか?。中継しながら気になりました。

 天候はバラシまで持ってくれたので、雨にも濡れずに撤収まで終えることが出来ました。下の写真は帰路の明石海峡大橋です。行きとは逆方向のため、霧の向こうは明石になります。さすがに明石海峡SAの観覧車は無人でした。

 

徳島市 12/13(Wed)

 中継の仕事で徳島市に来ています。しかし生憎の雨で明石海峡は暗雲が垂れ込めています。

 仕込み、リハーサルは雨も上がりって、ホテルに向かう途中で素晴らしい景色に出会いました。

 ここは徳島県庁の傍にある艇庫です。クルーザーにイルミネーションが飾られていて、住宅を電飾するのとは一味違いますね。まるで外国映画のロケーションのようです。

 

MY JOB! 半田付け! 12/12(Tue)

 今日は夕方から次の現場で必要な音声ケーブルの製作をしました。

ノイトリックのキャノンコネクターを使ってオス-オスの2chマルチケーブルや、オス-オスのケーブル等を6本製作しました。半田付けしたキャノンコネクターは全部で14個。
 
 以前(20年ほど前)メーカー製のキャノンケーブルを購入したところ、半田付けが余りにも下手で、さらに接続ミスで逆相になっていたことがありました。それ以来千里ビデオサービスの音声ケーブルと同軸ケーブルは全て笹邊が手作業で作っています。今日はその作業を少し紹介します。

 カナレのL-4E6Sをストリッパーを使って正確に被服を剥がします。使用しているストリッパーはベッセルの製品で、切れ味は抜群です。

 あまり見せたいものではありませんが、いつもこういう風に作業しています。右手と左手、そして手が足りないところは口を使っての作業です。

 半田付けをした部分には必ず熱収縮チューブを被せて、シールド線の枝でショートなどを起こさないようにします。

 出来上がったコネクターには社名と住所等を入れたシールを貼ってから熱収縮チューブを被せます。

 最後にヒーティングガンで過熱してチューブを縮めれば出来上がりです。メーカー製のケーブルよりも信頼性の高いものが出来上がります。

 作業中にも何度か行いますが、念のために完成品の導通試験、短絡試験を行います。我々の仕事でケーブルは命です。ケーブルメーカーは収録事故の補償はしてくれません。不具合があってからでは遅いのです。それより不具合の無いケーブルを作ることです。

 

Z1Jに一工夫 12/11(Mon)

 最近HVR-Z1Jに不満が出ていました。それは外部マイクのキャノンコネクターです。撮影時には問題有りませんが、移動等でジュラケース収める際にコネクターを抜かなければ収納できないことです。それほど不便ではありませんが、ケースから出してコネクターを挿す時に間違えてCH-2に挿すと音声が入りません。もちろんイヤフォンやレベルメーターで音声は確認しますから、事故にはなりません。しかし余分なことに気を使わなければならないのは不便です。

 今日撮影の帰りに日本橋へ寄ってノイトリックのL型キャノンを買って来ました。上の写真はL型に変えたマイクケーブルです。

 キャノンコネクターを付けたままでケースに収まっています。大したことではありませんが、とても便利になりました。

 

ヴィッセル神戸 12/10(Sun)

J1・J2入れ替え戦の前後に神戸の取材が続きました。取材はJ's GOALで配信されます。

今日は笹邊が音声でキャメラは溝野君が振ってくれました。

昨日のJ1昇格でお祝いに駆けつけたサポーターで会場はいっぱいです。

真剣に仕事をする笹邊です。デジカメはカメアシが撮影。

 会場のPAスピーカーの音声とサポーターの歓声をバランスよく録るためにガンマイクの方向はリアクションにあわせて微妙に調整します。

 途中にテレビ朝日「日本サッカー応援宣言やべっちFC」の「ハ〜イ、やべっち」コーナーの収録がありました。

 三浦選手の囲み取材では正面に構えた溝野キャメラの前に屈んで下から生声を録っています。この映像は翌日にはアップされるということです。そして先日購入したリチウムイオンバッテリーは13時から16時までの取材が2本で持ちました。ズボンのポケットにすっぽりと入る軽さで、71Wの容量は有りがたいと感じます。
 明日は20倍レンズにテレサイドコンバーターを使った望遠撮影があり、その次は四国ロケです。四国は2CAM/EFP/スイッチャーでの中継です。

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