Field Report Archive
千里ビデオの代表が現場で印象に残ったことを写真やビデオキャプチャーで綴る写真日記
(webへの公開は制作会社、クライアント、出演者の許諾をいただいておりますが二次利用はご遠慮下さい)

バッテリー更新 12/07(Thu)

 今日はバッテリーの話です。実は今日IDXに注文していたNP型のリチウムイオンバッテリーが届きました。巷ではかなり前からリチウムイオンが主流になっていますが、これまでは容量の大きい120WのBPタイプのニッケル水素に拘ってきました。しかしキャメラ用に使用していたニッケル水素バッテリーが経たってきたので今回新しいリチウムイオンバッテリーの購入となった次第です。

 キャメラ用のリチウムイオンは現在Vマウントが主流ですが、6インチモニターとの兼用などを考えるとNP型も捨てがたい魅力があります。今回購入したものは大容量になっていて、以前のNP型リチウムよりも高容量です。従来のNP型ニッカドに比べると倍以上の容量です。これで放送用VTR一体型キャメラが2時間以上駆動できます。そしてリチウムイオンの最大の特徴である軽さはBP型のニッケル水素とは比較になりません。まさに雲泥の差です。

 これまでバッテリーは使い切るとただのオモリでしかありませんが、このリチウムイオンは軽すぎてオモリになりそうもありません。

 

自転車博物館 12/05(Tue)

 自転車博物館へ行ってきました。リニューアルオープンのためのコンテンツの撮影です。ここで笹邊が気になるのは少し古い自転車パーツ。写真はディオーレXTのシフターとラージハブ。


 今回キャメラは溝野、笹邊はVEを担当しました。次回は照明部も入れた撮影になります。

 

東京に居ました。 12/04(Mon)

 「うしおととら」公演の収録で東京に居ました。場所は新宿のシアターモリエールです。収録は3CAMスイッチングで行いました。





 劇場の前に「新宿御苑100周年」の幟が懸かっていました。長い歴史があるんですね。

 シアターモリエールの向かいにはBEAMSがあります。BEAMSのかっこいいトラックです。てんとう虫とエリマキトカゲでした。


 「うしおととら」の原作者:藤田和日郎氏を囲んでの記念撮影です。公演には毎回藤田先生がいらして下さいます。

 帰阪は公演終了の翌日にし、1泊増やしてすこしだけゆっくり出来ました。ただし今日は吉祥寺にある制作会社で1月の撮影の打合せということで、仕事での滞在です。そして仕事のついでに三鷹の森ジブリ美術館も経由して・・・

 帰りは八王子から高速に乗り、中央道経由です。途中談合坂SAで食事をしましたが、印度料理の専門店がありました。


 遠かった東京もここでようやく大阪まで100kmほどになりました。伊吹パーキングはクリスマス気分でいっぱいです。ここに立ち寄った目的は・・・鮒寿司を買うこと。

 明日は自転車博物館の展示映像の撮影です。ゆっくり休んで鋭気を養うことにしましょう。

 

何でも! 11/27(Mon)

 今日は東北新社さんとJ:COMさん主催による試写会でした。映画は「敬愛なるベートーヴェン」で、仕事は本編の前に10分ほどの番宣の送出です。

 普段は音調室として出入りする部屋ですが、今日は映写室として使われています。「やっぱり映画っていいですね!」

 送出したものは「THE CINEMA」「クラシカ・ジャパン」「HISTORY CHANNEL」の番組紹介です。

 番宣は4:3素材のため、スクリーンは左右を黒で覆っていますが、本編の映写は35mmフィルムでフルサイズになります。客席は見事に満員でした。番宣送出後は「敬愛なるベートーベン」の観客になったことは当然のです。

 送出の後はゆっくり映画鑑賞。今日は美味しい仕事でした。こういうことはめったに有りませんけれど。
「どんな映画だった?」・・・それは公開後のお楽しみに!

 

無事終了しました 11/24(Fri)

 ケーブルテレビショー他、この祭日にあった現場は無事終了しました。Shootingの方に詳細を乗せる予定ですが、多忙のためとりあえずは「日々好日」でのお知らせです。


 こちらはソフィア・堺でのダンスイベントの収録です。3CAM/EFPでスイッチャーは笹邊ではなく溝野です。機材はDXC-637×3/CCU-M5、SEG-2550、DVCAMを使用しています。


 写真はリハーサルの様子です。ベースは舞台下手に仮設し、ケーブル総延長は約150mです。引き回しは長いものの、搬入口が舞台下手にありとても便利です。


下は笹邊が担当したケーブルテレビショーの現場です。

 仕込みは21日に行い、22〜23が本番日です。メインステージはVTR、DVD、PPT、ライブキャメラ、他の送出です。本番日が祭日とあって、笹邊がスイッチャーを担当したメインステージは満杯のお客様でした。

 ビデオの送出はVTRではなく、CanopusのDVStormを使用しています。ShopChannelやNHK、ZAQなどの当日持ち込み素材があり、現場でPremierePROでの編集となりました。スクリーンは舞台左右に配置され、5500ANSIのDLPから裏面投影で行いました。


 ケーブルテレビショーではメインステージだけではなく、ケーブルテレビブースの映像も担当し、65吋と58吋のPDPに別の映像を送出しています。送出はPanasonicのLTと2台のDVD、そしてPPTです。ブースが非常に狭く、4段メタルラックを現場で組んで上部3段を機材配置に使用しています。


 この日M-net TVのブースで「K-POP MUSIC FLOWER 2006 SUMMER」の収録でお世話になった金民樹(キム・ミンスー)さんと再会しました。民族衣装がとても綺麗で良く似合っていました。

 

19日の現場 11/20(Mon)

 19日はダンスリサイタルの収録で吹田メイシアター大ホールが現場です。本番は夕方5時ですが、仕込みは朝9時からになりました。

ベースは客席には組まず、搬入口近くの中継車端子盤の傍です。機材は3CAM/EFPのDVCAM収録です。

今回は収録の高画質化を計るために、使用レンズは全て放送用で組んでいます。A-cameraはJ15a-8を使用しています。

B-cameraはJ14a-8.5です。

 そしてC-cameraには少し古いですが、笹邊がとても大事にしているJ14-8です。これは元々NHKのEFP用に開発されたもので、蛍石レンズを惜しげもなく多用し、大きさもEFPを条件に全く小型化していません。そのお陰で解像度はHDレンズ並みに高く、テレ端での明るさの低下も極少に抑えられています。

太さや重量は22倍レンズと同様です。

三点吊りのマイクとプログラム音声は端子盤より頂きます。メイシアターの音響担当のM氏は笹邊の所属する日本音響家協会の役員さんで、笹邊が入会した時の推薦者です。

いよいよ明日はケーブルテレビショーの仕込み日です。今日は送出システム仕込み図の作成や、機材準備の一日となります。仕込み図はMicrosoft VISIOで作成しています。



 

機材準備 11/18(Sat)

 CATVショーが近付いたので会社では機材準備に入りました。今日笹邊が調整したものはChromatekのダウンコンバーター9122とCCUの9020です。1つのブースはSONYの1024Gを使用しますが、メインブースは高画質な放送用を使用します。
 Chromatek 9122はCCUを使用することでガンマやペデスタル、ニーなど、ダウンコンバートした画像の詳細をキャメラと同様に微調整可能です。すでに生産完了した9122ですが、NTSC-SDでこれを超えるものは見当たりません。非常に高画質です。もちろんジェンロックも出来て、FSを内蔵しないスイッチャーにも接続可能です。



 

東京公演 11/17(Fri)

 「うしおととら」の東京公演の稽古が始まりました。
CATVショーの打合せの帰りに稽古場をのぞきましたが、2週間前だけあって、稽古も熱が入っています。そろそろ台本も読まなくてはなりません。
 世間ではあまり知られていないことですが、音照、舞台、特効など、様々なスタッフの中でキャメラマンはとても大変な仕事だということです。舞台が始まれば幕が下りるまでキャメラマンは休みなしになります。キャメラマンはタリーランプが点いていないときもリターンを見て次のショットを作らなくてはなりません。特に「うしおととら」のように長時間の芝居は大変です。時に3時間以上振りっぱなしということにもなります。


 12月初めは新宿シアターモリエールでの収録になります。しかしそれまでにダンスリフェスティバル、ダンスリサイタル、CATVショー、式典中継、映画試写会の送出、温泉VP、博物館の展示用映像収録など、11月はフル稼働です。そして東京から帰った次の日も撮影が入りました。
 スタッフ全員にガンバレ〜〜

 

HD買い占めて来ました!! 11/15(Wed)

 ヨドバシ梅田でHDが安かったので持てるだけ買ってきました。買占めではありませんが、向かいのドスパラにもまわって買いました。ついでにリムーバブルトレー、これは在庫全部をいただきました。
 編集が終わっても商品やシステムのバージョンが変わるとナレーションの入れ替えや、カットの入れ替え、スーパーの乗せ替えなど、色々な変更があります。もちろん費用は戴きますが、HDにデータを残しておけば簡単な作業で済むことが多く、クライアントには好評です。以前のようにHDが高価なものであればそうは出来ませんが、近頃はテープよりもHDの方が安くなったのでこういうことが実現できました。
 千里ビデオではハイビジョン用にHITACHI(IBM)を使い、SDにはシーゲートのバラクーダーを使用しています。リムーバブルのトレイもいつの間にか100個近くになり、いつの間にか総容量は20テラバイトを超えていました。映像制作の立場からHDの低価格化は極めてありがたいことです。そして最近は収録用のHDも登場し、映像制作の形態が大きく変わろうとしています。
 
お薦めのHDはコレです。



 

動画が配信されていました。 11/13(Mon)

 昨日のスズキデーも無事終了しました。次の撮影がある19日までは少し少し落ち着くつもりでしたが、打合せと編集でスケジュールはほぼ満杯の笹邊です。で、今日だけはデスクワークに専念して色々と片付けています。WEBの方はページへの単独アクセスに便利かと思い、各ページにプルダウンメニューを書き足しました。簡単に済むつもりが全部で400ページを超えていました。実はちょっと大変でした。
 そして制作さんのWEBがリニューアルされていて、そこで笹邊が撮影したインテルやマイクロソフトのVPが公開されているのを知りました。
 
インテル Itaniumを使ったNEC-iPXのVP
インテルの事例紹介のコズミックで公開されています。
こちらに大きなサイズがあります。
他にもDigital City in Osakaなども上がっていました。
 
また、マイクロソフトの医療のバックヤードにメスを入れる
自社の未来をつくりこむ業務システムを染めなおす等が
マイクロソフトの導入事例サイトで公開されています。
 
導入事例:島田病院
導入事例:廣記商行
導入事例:ダイニチグループ

 

 間もなくCATVの一大イベントがあります。日毎に寒くなりますが、年末までのスケジュールを風邪に注意して頑張っていきます。

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