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 2011年12月29日(木) 
	
	
		
			
互換バッテリーを購入する場合は、いわば人身御供である。 
購入にあたってはレビューを読んだり、ショップに問い合わせてみたりするが、やはり実際に装着してみるまでは安心できないのが実際だ。 
この互換バッテリーも販売サイトでは2011最新版FW50と出ているものの、対応はNEX-5/NEX-3となっていた。レビューで「NEX-C3で問題なく使えた」とあったので一か八かでの1クリック。 
 
そして届いたバッテリーは・・・・ 
問題なく使えた。  
というわけで紹介させていただく。万一不具合があっても返品対応してくれるので問題はないだろう。それにしても外装も純正とよく似ていて、挙句の果てに製造国の表記も無い。さすがパッチ王国の製品だけある。それでも純正品の1/6ほどの価格だから文句は言わない。使えるだけで丸儲けというものだ。 
ちなみに私は3個購入して送料を合わせると4,060円だった。純正1個の2/3の出費で3個買えたことになる。 
 
  
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NEX-5や5N、NEX-3などは外部音声入力端子を持ていない。しかし純正のストロボを装着するスマートアクセサリーターミナルには外部マイクや電子ビューファインダーと接続するための回路が用意されている。 
ただし、無防備に触ったりすれば壊してしまうことは間違いない。もちろん改造などすれば保証は効かなくなる。なんとかこの14PIN端子のアサインを知りたいところだ。 
 
探してみればあるものだ。画像はクリックすると大きくなる。 
 
8/9/10/11番ピンに外部音声が割り当てられていた。 
 
 
PINアサインが判ったところで、さてこのコネクターにどうやって接続するかが問題。 
そこで登場するのが、以前このFieldReportで紹介したストロボのエクステンション。本来は次の写真のようにレンズやフードがストロボの光を遮らないようにするためのもの。 
 
これが単体の写真。スマートアクセサリーターミナルにネジ止め出来るようになっている。 
これを改造してステレオミニジャックなどを取り付ければ良いのではないだろうか。そう大変でもなさそうに思う。エクステンションアームの端子部は次の写真のようになっている。 
 
NEX-5Nに外部音声入力の必要を感じた時には否応無しにエクステンションアームの加工を行わなければならないが、今は特に必要は感じていない。 
必要に駆られて改造を行われた方がいらっしゃれば是非コメントを頂きたいと思う。 
ちなみにエクステンションは商品ではなくE 18-200/3.5-6.3 OSSに同梱されている部品扱いになるのでサービスセンターや量販店で部品発注となる。 
エクステンションの品番はA-1787-305-Aで品名はEXTENDER COMPLETE ASSYである。 
 
2012/1/19追記 
外部マイクを購入したので少しテストをしてみた。その結果を追記させていただく。 
外部マイクを少し高くしたいと思って、エクステンションに外部マイクを取り付けてみたが、残念ながら音声関係の配線は行われていない。ストロボ用なので当然といえば当然のこと。 
そこで今考えているのは配線の追加。しかしバラしてみると非常に薄い基板のため。ICに使用する半田ごてや半田が必要になる。それに精密作業用のオーバーヘッドルーペなど。 
これが出来れば何とかなりそうだ。  
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2011年12月28日(水) 
	
	
		
			
ソニーE マウントの30mm F3.5 Macroレンズ。 
これまでどうしてもAPS-C用のマクロレンズが無く、引伸ばし用のエルニッコールや、ミノルタのハーフ版引伸ばし用ロッコールにBORGのヘリコイドやベローズを付けざるを得なかった。 
また、イメージサークルがAPS-Cと一致するオリンパスペンF用のE-Zuiko Auto-Macro 1:3.5 38mmを探さねば理想的な解像度が得られなかった。ただ、如何せん設計された次期が古いだけに、フィルム時代は名レンズであったにもかかわらず、デジタルカメラでの撮影ではハイライトのパープルフリンジの発生は抑えきれない。 
 
また、このレンズはデジタルのペンFやパナソニックのGHユーザーに人気が高く、八尾富カメラの中古でも7万円近い値段が付いている。 
 
そんな世情を反映するかのように登場したのがソニーのEマウント専用マクロレンズだ。 
Eマウントユーザーが待ち望んでいたレンズだ。E 30mm F3.5 Macro
SEL30M35が正式な名称で、生産はタイで行われている。洪水の影響から脱却できたのか、ようやく市場に出回るようになった。 
E-Zuiko Auto-Macro 1:3.5 38mmの頭のEが示すように、ペンF用は5枚構成のレンズだがE 30mm F3.5はEDレンズ1枚、非球面レンズ3枚を含む7枚構成のAFレンズで最短撮影距離は約9.5cm、最大撮影倍率は等倍という設計になっている。エクステンションチューブなどが使えないので等倍(撮像素子上で原寸になる)はデジタルカメラ用マクロレンズとしては必須といえるだろう。 
 
もちろんNEX-5/7などの写真だけではなく、動画でも使用できることは当たり前で、NEXシリーズのNEX-VG20やNEX-FS100でも使用できる。 
まさに待ち望んでいたレンズといってよいだろう。 
レンズの描写については私などがレビューするよりもデジカメWatcjの記事や作例を参照いただきたい。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/lens_review/20110913_477001.html
 
 
  
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2011年12月24日(土) 
	
	
		
			
タイや北朝鮮のニュースを告げるJenny Gu、風を惹いた様子。しかしクリスマスイブということなのか、衣装は真っ赤だった。 
 
 
さて、この連休の最終日は3カメでダンスイベントの収録。また4連モニターが役立つ現場だ。カメラはDSR-570WSが2台とHVR-Z5J。SD 16:9の撮影になる。ここしばらくカメラばかり振っていて、スイッチャーは二週間ぶり。久しぶりに座った状態で仕事ができる。  
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		2011年12月24日
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 |  JENNY GU |
 
		
		
	  
 
2011年12月23日(金) 
	
	
		
			
クリスマスが近づいた。今年はどんなプレゼントを持ってきてくれるのか。
楽しみに待っていよう。
  
で、今一番欲しいものはこれ 
さて、結果はいかに。  
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2011年12月20日(火) 
	
	
		
			
  
NEX-VG20の動画カメラとしての機能・性能・操作性は絶賛した私だが、とんでもない機能割愛が発覚した。 
誰もそのことは言わないし、取扱い説明書にも記載が無い。 
VG20を絶賛した私としてはそのことをこのブログを読んでいただいている方に伝えなければならないと思う。 
 
何が割愛されたかといえば 
静止画(写真)撮影後のプレビューで拡大表示が出来なくなったことである。ソニーの相談センターに問い合わせてみたところ担当者も即答できずに折り返して連絡を頂いた。「申し訳ありません。出来ません」回答してくれた担当者さえ不思議に思われたように見えた。 
早速品川に電話をかけて改善を要望した。 
VG10では出来なかったRAWデータの記録も可能になり、動画カメラとしてだけではなく、写真撮影用としても大きく進化し、動画、静止画をとる必要がある場合に同じ画角が得られることでも使い勝手は良くなっているVG20だ。 
 
この問題が解決されるまで、私からNEX-VG20の購入はお薦めできない。 
このままではNEX-VG20は「翼の折れたエンジェル」という他は無い。 
このままでは決してうなずけないし、心が寂しいだけだ。 
NEX-VG20には是非とも翔んで頂きたい。 
 
iBookやiPhone、Androidなどでタップに慣れた感覚から言うと十字キーやローラーを使わないでタップで拡大できれば十分のはずだ。また今どきのNAVIのように画面の端をタッチすればスクロールも出来るはずだ。 
1タップで5倍、2タップでピクセル等倍、10倍などに拡大されれば使いやすいだろう。拡大フォーカスや音声レベルのマニュアル設定、24Pのフレームレートなど動画カメラとしては素晴らしくなった。 
しかしα担当の開発者なら写真のプレビュー時に拡大できないことに疑問ところか不満を持ったに違いないと察する。おそらく動画に重点を置いて開発が進められたと想像できる。 
 
NEX-VG20はNEX-VG10になかった拡大フォーカスも搭載され、動画撮影においてはNEX-VG10の2倍は優れたカメラになった。 
他にも多々優れた機能や性能が搭載され、NEX-5Nの4倍、NEX-7の3倍、NEX-VG10の2倍は優れていて欲しい(笑) 
ハンディーカムであると同時にαシリーズと同様に写真カメラでもあるNEX-VG20なのだから、ここは早急にファームウエアで対応してもらいたい。先日のNEX-VG10のファームウエアアップデートのピーキング機能のように販売終了してからのファームウエアも嬉しいのだが、NEX-VG20の写真プレビューの拡大表示は一刻も早い対応が望まれる。 
 
ブログで悪口を書いているわけではない。VGスタイルをこよなく愛するユーザーとして強く強くお願いしたい限りである。 
宜しくお願いしますm(_.._)m 
 
  
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2011年12月15日(木) 
	
	
		
			
NEX-VG10のファームウエアUPでピーキング表示が可能になった。 
本日12月15日にソニーからのメールでVer.2→Ver.3へのアップグレードが知らされた。同時に新しいAマウントアダプターへの対応も行われている。 
VG20が出て消えていくVG10だが、拡大フォーカスは無いものの、ピーキングが付くことで「まだまだNEX-VG10は使えるぞ!」というSONYの意思表示だと受け止めたい。出来ることならマニュアルフォーカスレンズで動画撮影を行う時に使用しないPhotoボタンで拡大フォーカスさせて欲しかったと思うが、24Pや拡大フォーカスはVer.4に期待しよう。 
 
以下がソニーからのお知らせの抜粋。 
レンズ交換式デジタルHD ビデオカメラレコーダー「NEX-VG10」をお使いの
お客様に最新のファームウェアを提供いたします。 
つきましては、以下の説明をお読みになり、アップグレードをご実施くださいますようお願い申しあげます。 
 
【対象製品】 
レンズ交換式デジタルHDビデオカメラレコーダー「NEX-VG10」 
 
【対象ファームウェアバージョン】 
 Ver.02、Ver.01以下 
 (バージョンの確認方法は、以下の「ファームウェアアップグレードについて詳しくはこちら」を参照してください) 
 ※ アップグレードプログラムには、以下も含まれています 
 ・2010年11月18日に公開しましたアップグレードプログラム(Ver.02) 
 
【アップグレード内容】 
 1. マウントアダプター「LA-EA2」の対応 
 2. MF(マニュアルフォーカス)時のピーキング機能の追加 
 ※ 本アップグレードプログラムは無料提供しますが、修理窓口やご相談センターでのアップグレードをご希望の場合は、有料にて承ります  
ということである。 
 
▼ファームウェアアップグレードについてはこちら 
http://cl.mysony.sony.co.jp/r/c.do?1D_acgY_e_ows 
 
▼また、NEX-3/5、NEX-C3についてもアップグレードしたファームウエアが公開された。 
http://www.sony.jp/ichigan/info2/20111215.html 
 
VG10ユーザーは実行されると良いだろう。アップデートはダウンロードしたEXEファイルを開けば対話式で行える簡単なもの。フル充電したバッテリーとUSBケーブルがあればすぐに出来る。 
 
さて、それとは別にNEXシリーズ(NEX-5/7、NEX-VG10、NEX-FS100)用にKIPONから素晴らしいマウントアダプターが出ている。 
MFのきっコールレンズ用のアダプターだが、なんとPCニッコールと同じようにシフトが可能になる。フルサイズ用レンズはイメージサークルが広いので、APS−CサイズのNEXではレンズを12mmシフトしてもけられることは無かった。特に嬉しいのは35mmで超広角の15mmや18mm、20mmなどはもちろん、17-35mmF2.8や16mmF2.8といったレンズもシフト対応にしてしまうのである。 
以前からチルトが出来るマウントアダプターは同社から発売されていたが、シフト(ライズ)やフォールが全ての焦点距離で可能になったことで建築物や商品の動画撮影には極めて有効な周辺機器になるだろう。 
 
これがそのシフト対応のマウントアダプター。
  
 
加工精度も良く、PCニッコール28mmなどと同様にノブが付いたボルトを回すことでレンズが焦点面と平行に移動する。移動方向はアダプターに付いたピンを押し下げることでロックが外れて自在な方向へ回転できる。ただしNEX-VG10(NEX-VG20)の場合はカメラのグリップが方向によって干渉するため、若干加工する必要があった。 
NEX-5/7では干渉も無く簡単にシフト撮影が楽しめる。これまで28mmF4のPCニッコールを使用してきたが、これからはより広角やマクロレンズでのパースコントロールが出来るようになる。 
 
上の写真はNEX-VG10にニッコール20mmF4を装着して最大シフト量の12mmまでレンズをライズしたもの。カメラを水平に構えてパースが付かない状態で部屋の天井まで移すことが出来た。 
 
ここ写真はアダプターを180度回転してレンズを12mmフォールさせた状態。ビルの屋上からパースを付けずに下界を撮影することが可能になる。まぁ、使い方はその人次第で色々考えられるだろう。 
 
KIPONからはNEX用だけではなく、マイクロフォーサーズ用のシフトアダプターも発売されている。LUMIXユーザーやAF-105ユーザーにとっても嬉しいマウントアダプターではないだろうか。 
 
↓↓左の二つがNEX用で右の二つはマイクロフォーサーズ用↓↓ 
 
NEX用とフォーサーズ用がある。購入の際には注意していただきたい。   
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2011年12月14日(水) 
	
	
		
			
楽天で面白いものを見つけた。例の4.3インチモニターのパネルキットだ。 
詳細はこうなっている。 
●高画質デジタルTFT液晶16:9ワイド画面4.3インチ
          (台湾の大手液晶パネルメーカー生産) 
●長寿命&省エネのLEDバックライト・次世代液晶パネル搭載、 
画素数480×3RGB)×272=391680 映像がとても綺麗です! 
真横からでも見える位の左右超高視野角です 
●ドット抜けなし 
●明るさ・コントラスト・色合い・カラー調整メニュー付き、細かく映像を調整可能 
           上記全て記憶機能あり、リセットも可能 
●映像入力   NTSC/PAL自動切換え 
●電源   DC11〜13V 映像信号が入力されるとバックライトが自動オン  
電源の取り方は通常のアースプラス接続とシガーソケット接続の2種類!! 
●本体最大部サイズ 幅105mm×高さ67mm×薄さ15mm 
●映像入力   2系統 (同時に映像が入力された場合、ビデオ1が優先表示)  
知り合いが例の4.3インチモニターを4連でラックに収めるために筐体を切ってラックマウントサイズに合わせたのだが大変だったようだ。 
その点、このパネルは本体最大部サイズ 幅105mmだから自作の4連用サイズに合わせたアルミ板に組み付ければうまく収まるはずだ。今は忙しくてDIYは出来ないが、冬休みには作業してみたいと思う。なんといっても4台買っても1万円と少しだし、まとめて梱包されるから送料も安い。工作に覚えのある方は冬休みの工作に挑戦されてはいかがだろうか。 
  
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2011年12月13日(火) 
	
	
		
			
先日TVLOGICの5.6吋モニターを使ってみた。おそらく現時点では最も優れたものだと思う。 
なにが優れているかというと、HDMI入力した信号がHD-SDIで出力されるということ。 
ほとんどのデジタル一眼ムービーにはHD-SDIの出力が無く、HDMIが標準になっている。 
そのためHDMIを分配したりHDMI→HD-SDIコンバーターをつけたりと何かと煩雑だ。 
このVFM-056WPはカメラの撮影モニターとしての機能が充実している。 
●DSLRスケーリング機能 
プレビュー、録画、再生にて異なる解像度を出力するDSLRカメラのために設計されており、 
DSLR Scale機能は縮尺表示、出力された640×390画像を、1280×800(パネル解像度)フルスクリーン表示します。 
●フォーカスアシスト機能 
フォーカス精度をさらに上げるため、シャープエッジを赤で表示します。 
●多様なスキャンモード機能 
ゼロスキャン、アンダースキャン、オーバースキャン、1:1スキャンpixelモード等、切替表示可能 
●マーカー機能 
CENTER、SAFETY AREA、FIT他、多様なフレーミングマーカーを選択可能。 
●オーディオレベルメーター(16ch)/スピーカー内蔵 
●タイムコードディスプレイ(VITC、LTC) 
●HDMIダイレクトループアウト機能 
HDMI入力信号を内蔵コンバーターにてHD-SDIへループアウト出力可能(1280x720 59.94i/pのみ) 
●ウエーブフォーム/ベクタースコープ表示機能 
ウエーブフォーム(Yレベル)及びベクタースコープ(B-Y, R-Y)波形表示機能を装備 
●レンジエラーチェック機能 
WAVEFORM/VECTOR* またY/Cb/Crモードにて設定した値(Y MAX、Y MIN、C MAX、C MIN)を越えた場合、 
越えた個所をブランク表示します。 
●Yレベル チェック機能 
露出調整をサポートするため、入力信号のYレベルをチェック、ディスプレイ。 
●3G SDI入力対応(1080 60p, RGB4:4:4他多様なフォーマットに対応)
   
下の画像はソニーの小型バッテリーのアダプターと液晶保護フィルムとがセットになったもの。 
 
筐体はプラスチックではなくダイキャスト製のようで堅牢な作りに安心感を覚える。またアクセサリーとして深型の液晶フードがある。 
カメラでこの5.6インチを見て、技術モニターや制作モニターにはHD-SDIで同軸1本でHD映像と音声やTCを送ることができる。 
※HDMIの30p、29.97p、25p、24p、23.98p入力ではSDIコンバート出力されない。 
また、価格が安いVFM-056WはHDMI→HD-SDIコンバーターを内蔵していない。 入の際には自分の用途、環境を考えて注意が必要だ。  
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		2011年12月13日
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 |  NEX・HDV・HDCAM /  周辺機材 |
 
		
		
	  
 
	
	
		
			
先日の月食をハンディーカムHDR-CX560Vで撮ってみた。 
なぜこんな小さなカメラで撮ったかといえば、広島県へロケにいっていて、カメラが制作会社の大きなカメラしかなかったためで、月食撮影はプライベートのメモ用に持っていったハンディーカム。 
急遽入った大阪での中継を仕込んで宿泊地の新見市に着いたのは21:45。すぐさまホテルの駐車場で撮影した。カメラは超小型だったが、三脚はなんとVINTENである。CX560Vにはカウンターが強すぎてパンアップ/ダウンはできないが、FIXならとても安定する。 
標準の光学10倍では寄り切れないのでデジタルズームを入れて撮影している。また皆既中の星空はナイトショットで撮影した。残念ながら月のそばに輝く昴(プレアデス星団)は動画には写らなかったが、新見の夜空はとてもきれいだった。貼り付けたYouTubeはご愛嬌ということで・・・・ 
 
  
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NEX-VG10がようやく本気で使えるカメラになった。 
フルハイビジョン、60p/60i/24p撮影がそのひとつ。VG10では30Pから生成した60iということで、実質30Pという状態だった。 
次に動画時の読み出し範囲が拡大したことで、ワイド端撮影時の画角が16:9静止画撮影時と同等になった。これは画期的というよりも当たり前のことであり、今までVG10が動画撮影時に静止画撮影より画角が狭くなることがイレギュラーだったといえる。 
そして何よりも大きな改善点はHDMI出力と本体のモニターが同時出力可能になったこと。実はこれも本来当たり前のことで、はいた関係にあったことの方がイレギュラーといえる。そしてVG10で強く望んだ拡大フォーカスやピーキングが標準装備された。これでこそビデオカメラのソニーである。 
また、音声記録が5.1chサラウンドに対応したと同時に音声レベルのマニュアル設定が可能になった。これは同録には必要不可欠な機能だ。 
他にも静止画のISO感度アップやRAWデータ記録なども特筆できるが、表には出ない部分では筐体やマウント台座、三脚取り付け部などが強化されたようだ。 
残念ながら偽色によるモアレや感度ではNEX-FS100には及んでいない。またHDMI端子の強化は成されていないようなので自分で強化しなければならない。またVG10ではオリジナルのトリガーリモートを自作したが、VG20ではリモート機能が標準装備されている。さらにVG10ではHD専用だったが、VG20ではSDやAV出力にも対応した。 
しかし総合的に見て非常によくできたカメラであることは確かだ。VG10がパイロット版、あるいはベーター版、機能評価版だとすれは、VG20はここにきてVGスタイルの完成版といって間違いないと思う。少なくとも私は絶賛する。 
 
先日キヤノンから発表されたCINEMA EOSの内覧会の案内状が届いたが、ソニーのPMW-F3にしろパナのAF-105にしろ低価格といえども使用頻度を考えれば購入して保有するには高すぎる。NEX-FS100にしても価格はHDVクラスといいながら、私の会社での使用頻度はHDVやHDCAMが圧倒的に多い。HDVやHDCAMは自社保有してもデジタルシネマはやはりレンタルで使用すべきカメラだろう。 
ところがNEX-VG10やNEX-VG20はちょっと違う。うまく使えばそれなりの映像が撮れて、なおかつ一眼レフ程度のコストである。こういったものはレンタルでは逆に馬鹿馬鹿しいものになる。もちろん様々なカスタマイズや改造も必要なためレンタルでは無理がある。ただ、NEX-VG20が安いからといって衝動買いはお勧めできない。 
というのもこういったカメラではズームによるカメラワークではなく、決まった画角での画作りや移動ショットが重要になる。ロケハン、照明演出、レンズプランなどを十分に検討する必要があり、高倍率ズームによる現場対応には全く適していない。レンズプランでは画角だけではなくフォーカスの深度も重要だ。価格が安いだけにこういったことを十分に検討したうえで購入してもらいたいと思う。 
それと、こういった小さなカメラを使う際の注意点を記しておこう。 
カメラが小さいからといって、決して小型の軽量三脚はお勧めできない。写真の撮影なら軽い三脚で十分だ。写真のロケの際にアマチュアの方から「そんな細い三脚で大丈夫ですか?」と聞かれるほどの三脚を使っている。大きく重い三脚を持っていくよりは1本でも多くのレンズを持っていくほうが役に立つ。
しかし動画ではそうはいかない。特にHDで撮影したものを40インチ以上の大型液晶モニターで見ると風による揺れや、パンの操作のミスが嫌になるほどよく見えてしまう。
HDVなの場合は大抵VISION 3を使用するのだが、デジタル一眼の場合は最低でもVISION 3を使い、VPなどでは必ずヘビーデューティーの三段三脚に乗せたVIDEO 18 PLUSを使用している。(VISION 10や11ではカウンターが強すぎてバランスが取れない)動画の場合は小さなカメラほど大きな三脚を欲しがるといっても決して間違いではないと思う。しっかりした三脚と、滑らかなビデオヘッドは必需品である。 
 
VG10ユーザーはわざわざ中国製のレンズがついたモデルは買わなくてよいだろう。ボディーのみで十分だ。しかしはじめてのユーザーには18-200mmのついたズームキットもお勧めできる。というのも18-200mmも発売から1年以上経ち、ズームのフィーリングもかなり改善されたように感じる。鏡筒は伸縮するものの、ズーム途中でのトルク変化もなくスムーズな手動ズームができるようになった。生産工程が熟したのか、作業員が上手になったためだろうか。VG10に付属していたものよりフィーリングが向上していた。 
 
なお、注目の新型Aマウントアダプターだが、位相差検出による高速AFやハーフミラーによって撮像素子へのゴミの付着を防げると期待したが、動画をAFで撮る場合はアイリスが常時開放になってしまうらしい。やはりマニュアルフォーカスのニッコールやキヤノンFDレンズなどをサードパーティーのマウントアダプターを用いて装着するほうが良いようだ。なんといっても4倍の拡大フォーカスやピーキングはVG20のVG20たる機能である。 
 
標準ズームとして3倍の18-55mmはよいレンズだが、新発売のEマウント専用マクロレンズはすばらしい。標準レンズとして最適な画角45度が得られ、等倍までエクステンションチューブやプロクサー無しで合焦できる。低分散ガラスや高度な設計によって大変滑らかなボケが得られる。 
 
今後Eマウント専用レンズが新たに発売される。タイの洪水で大きな被害を被ったソニーだが、益々の躍進を期待したい。 
なお注意点として互換バッテリーがNEX-VG20に対応していないことを記しておく。VG10で使えたものがVG20では使えないものがある。またCX560Vでは使えるのにVG20では使えないというものもある。 
これはプリンターのインクと同様に本体の利益を抑えて消耗品で利益を上げるメーカーの営業戦略ということだろう。今しばらくは純正バッテリーに頼らざるを得ない。 
 
  
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2011年12月10日(土) 
	
	
		
			
様々な現場で役立つ4.3インチTFT液晶モニター。 
あるSNSで紹介したところ、爆発的に売れた。12V用ということだが、5Vでも動作した。エネループ4本でテストしてくれた人や、7.2Vのカメラバッテリー、5VのACアダプターでも動作している。 
また、4台購入してラックマウントするために2台の筐体を削った人もいる。画質もこの価格からは信じられないほど素晴らしい。ただし視野率は実測90%余りということでアンダースキャン部分は見えない。基本テレフレ仕様と言う事である。 
先バラのDCケーブルが付属しているので、電池やアダプターで駆動するのは利用環境に合わせて加工すればよいだろう。
  
アマゾンに出ていてもすぐに売り切れる。本体とDCケーブルのみ付属するものや、ACアダプターがセットされたものなど、色々出ている。 
 
下の写真は使用中のモニター。過去の記事にも関連したものが色々あるので参照いただきたい。はっきり言って、脅威のモニターである。 
 
 
 
 
ENG用の背面君はDタップから電源供給している。リターンモニターとして使用しているものはアクサリーシューにタリーランプを取り付けて、その上に4.3インチモニターを取り付けた。電源はやはりカメラからDタップで供給。また、取り付けを反対にすることでキャスター用モニターとしても使用できる。 
 
このモニターの注意点はアスペクト比が16:9専用になっていること。まあ、今時4:3で使うことは無いとは思うが。 
それとバージョンによるのか、調整機能が輝度、明度、色相、彩度が調整出来るものと、明度、彩度のみのものがある。私のところにも両タイプあるが、明度、彩度のみのものでも使っていて困ることはなかった。4パートの調整が出来るものは下記のショップで購入した。
   
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2011年11月18日(金) 
	
	
		
			
 
グーグルを見られた方はこのバナーを見られたと思うが、今日11/18はダゲレオタイプを発明したルイ・ダゲール の誕生日だ。 
ルイ・ジャック・マンデ・ダゲール(Louis Jacques Mandé Daguerre、1787年11月18日 - 1851年7月10日)  
今年は生誕 224 周年となる。 
 
ウィキペディアに詳しく書かれているので興味のある人はごらん頂きたい。 
 
ダゲレオタイプは私が学生の頃、かれこれ30年あまり前のことだろう。当時はデジタルカメラのデの字も無く、写真はすべて銀塩に頼っていた。現像液や氷酢酸、定着液のハイポ(チオ硫酸ナトリウム)の匂いが懐かしい。当時定着液は専門の業者が引き取りにきてくれていたが、使用済みの定着液からは多くの銀が回収できるそうだ。リサイクルの走りである。
  
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2011年11月16日(水) 
	
	
		
			
持ち出し用プレビュー用のモニターとしてLEDレグザを買った。普通は17インチのブロードキャストモデルを使うのだが、現場でマスモニとは別に家庭での視聴状態を見たいという要望。
先日CM撮影時に制作さんが用意したLEDレグザが良かったのでアマゾった。19インチのLEDレグザにはやたらと種類が多くて迷ってしまう。USBで繋いだHDDに録画できるものや、液晶のコントラストが若干低い廉価モデルなど様々だ。今回買ったモデルはコントラストや解像度が上位モデルと同じでUSBがないA2シリーズ。HDMI入力した信号が録画できるのであれば当然USBモデルを購入するのだが、残念ながらそれは出来ない。 
今回購入したLEDレグザにはBMDのHD-SDI→HDMIコンバーターを背面に装着してHD-SDIレグザに仕上げる。 
 
同じサイズのWOOOを買ったのはアテネオリンピックの時だったが、当時安くなった家庭用HDテレビといっても十数万円した。今回は当時のWOOOから10万円引きでの購入!パナソニックがプラズマテレビ用パネルの最新工場である尼崎第3工場(兵庫県尼崎市)の生産を今年度中に中止するのもしかたの無いことだろう。  
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2011年11月15日(火) 
	
	
		
			
何はともあれNEX-VG20だ。
  
 
ようやくその全貌を知った。
NEX-VG10で不満に感じていたことがほぼ解決されていた。タッチパネルは気に食わないが、映像の同時出力や拡大フォーカス、ピーキング、フレームレート、動画時の画角、マニュアル録音レベル、音声レベルメーター、三脚固定部やマウント部の強化、静止画のLAWデータ記録、さらに新型Aマウントアダプターではハーフミラーによる位相差検出のAFが可能で、かつ撮像面への塵の付着防止効果などなど。
業務用としてリリースされれば倍以上の価格になったはずだが、あくまでハンディーカム価格。しいていえば、実はここが大切なところだが感度とモアレによる偽色はNEX-FS100には及ばなかった。
しかし大判撮像素子を搭載したデジタル一眼動画カメラの前哨戦として現れたNEX-VG10を短期間にここまで完成度を高めたソニーを私は絶賛する。NEX-VG10を研ぎ澄ました形、それがNEX-VG20ではないだろうか。
  
  
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