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ハイデラバードに到着し取り敢えずはホテルへ直行のはずが、税関で約3時間の足止め。実は国際問題に発展しそうな事件が!(詳細はのちほど)
Ramada Manohar Hotel ハイデラバードでの宿はRamada Manohar Hotelです。空港でのトラブルでチェックインは午前二時を過ぎていました。それでも★★★★★だけあって、灯りは煌々と輝いています。
今回の仕事は政府関係のプロジェクトで、インドから招聘状が有り、ビジネスビザでの入国でした。機材についてはカルネ不要ということだったのです。ところが現地の手違いのため、IkegamiやPanasonicのキャメラ、そしてSachtlerの三脚などを空港税関で没収されてしまったのです。
「まあ、明日になれば解決するだろう」ということでまずはホテルで休むことにしました。
ホテルのフロント
深夜2時を回っていたのでフロントも眠そうです。私達も到着直後のトラブルに若干疲れ気味なのが判るらしく、なんとなく気の毒そうな表情で出迎えてくれました。向かって左の女性女性はこの写真よりも遙かにチャーミングな人でした。
ホテルのルームサービス
ルームサービスのコーヒーを頼んだのですが、届けられたのは半時間以上経ってから。どうやらこれがインド時間のようです。
「コーヒー冷めてるやんか!」
税関でもそうでしたが理解に苦しんだのはうなずくときの仕草です。
私達は顔を縦に振ることで肯定を表現しますが、インドでは顔を左右に傾けます。本人はOKのつもりらしいですが、日本人(というか、殆ど世界中の人)はNOないし疑問を表している様に思ってしまいます。正確にはNOの場合は左右に振り、傾けることはしません。このことを理解したのは翌日になってからで、到着した日は「OKと言いながら頭を傾ける」彼らに苦しめられました。どうやらインドには「うなずく・肯く・頷く」という表現はないようです。
ホテルの部屋
ホテルの部屋はとても清潔で好感が持てました。シングルの部屋ではなく、私、H氏ともツインルームのシングルユースでゆったりと休むことができました。3日を越えるロケでは親しい間柄といえどもお互いのプライバシーを尊重するために個室は絶対に必要です。そうすることで仕事をよりスムーズに進めることが出来ます。
部屋のサイドテーブル
テレビ、冷蔵庫、鏡などもよく清掃されていて気持ちよく使用することが出来ます。左下の扉を開けると冷蔵庫があります。
バスルーム
こちらはバスルーム。バスタブも大きくていい感じなのですが、なぜかシャワーの温度が低く、この点では若干不満を感じました。ただしこれはホテル到着が深夜だったためにボイラーを落としていたことが原因だったようです。次の夜には熱いシャワーと異国の湯を思う存分楽しむことが出来ました。
トイレ部分
これはもちろんトイレ。
話に聞いていたインド式とは違い、トイレットペーパーも備えられていました。インド式を体験できると思っていましたが、ここのホテルに居る2日間は残念ながら日本と同様のトイレでした。
手荷物
ビデオ関係を没収されているため、とりあえず持ち込めたのは私物と写真機材のみです。(実は手前のサムソナイトの中身は殆ど写真機材だったのですが「My Pants」の一言で鼻を摘まれフリーパスでした)
空港税関へは夜になってから行くことになったのでこの日は全くのフリーです。 なにはともあれ、まずは腹ごしらえが肝心。とりあえずは朝食を摂ることに決定。
何故税関へ行くのが夜になったのかは今でも謎です。
Cascadeのロゴ
朝食はホテルのレストラン
CASCADEで摂ることにしました。
Cascadeの客席
ウッディーな調度で揃えられた客席。とても落ち着いた雰囲気です。
ナンを焼く職人さん
さすがインドですね。コックさんが ドゥーサを焼いています。焼きたてのドゥーサは香ばしく美味です。
※ド
ゥーサ(ドーサ)=(ドサとドゥーサの間くらいに聞こえるので、を半角で書いてみました)
米と豆の粉で焼いたクレープ状のもの。カリッとしたものから、ベト〜ッとしたものまで様々です。ファーストフードのお店ではカリッと焼きあがったものを食べましたが、しっとりした焼き方が私は好きでした。
料理のバイキング
インドの朝食もホテルではバイキングになっていました。さすがにカリーは種類が豊富で、どれにするかけっこう迷いました 。
フルーツのバイキング
フルーツは豊富に揃えてます。やはりマンゴから選びました。インド産のアルフォンソ種のマンゴは香りも高く味も良いことで日本でも高級種として人気があります。
この日の朝食
この時に食べた私の朝食。
しっとり系のドゥーサはどことなく韓国のチヂミににて美味しくいただけました。 右の白いパン状のものは「イドゥリ」といって、お米の粉で作った蒸パンです。
タイ料理や南米系の辛いものが平気な激辛派の私はカリー料理は大好物です。
途方に暮れるH氏
これはH氏の注文ショット。
タイトルは「途方に暮れるH氏」だそうです。まあ、そんなに落ち込まなくても、、、、。
ホテルの中庭
これはホテルの中庭。
土地面積が十分にあるのか、ゆったりとした建て方です。
表側の展望
こちらは表側の展望。
廣い道路が走っていて、通勤時間帯は窓を開けるとけたたましいクラクションの騒音が部屋中に響き渡ります。クラクション激しさは発展途上国の常というものでしょうか。
テレビショッピング
インドでもテレビショッピングははやっているようで、数局の通販専門チャンネルがありました。
AKAIのリモコン
テレビは日本のAKAIです。日本ではもう赤井電機の製品は浄水器くらいしか見ることはなくなりましたが、AKAIのオープンリールデッキはGXヘッド搭載で、非常に有名でした。
※SONYのF&F(フェライト&フェライト)に対しAKAIはGX(ガラス&クリスタル)で「アカイのGXヘッドを超すヘッドはない」と言われたくらいの優れものです。
電圧チェッカー
電源電圧をチェックできるPower Watcher。持ち込んだパソコンやキャメラの充電器を破損させないため、電源電圧を確認してから接続するほうが無難です。ちなみにインドは220〜240ボルトというところです。
電話回線チェッカー
こちらは電話回線の極性チェッカー。モデムを使ってFAXやインターネットに接続するために極性を確認するほうが無駄な時間を費やすことはありません。
常夜灯のローソク
面白かったのは非常灯。
懐中電灯ではなく、ローソクとマッチが置かれていました。滞在中何度か停電を経験しましたが、電気の供給は日本の様に安定はしていないようです。後日その原因を知るのですが、ハイデラバードがIT先進国というのはほんの一部分だけで、ほとんどはモデム以前という環境でした。

後ろにあるのは決して怪しいものではなく、美容院の案内です。でも何となく怪しげに感じるところが有ります。

ミネラルウォーターKinley
コカコーラのマークを見るとなんとなく安心します。井戸水や水道水を生で飲めるほどインドに馴染んでいるわけではないので、滞在中の飲料水はホテルやレストランでもミネラルウォーターを飲むようにしました。
長期滞在ではコストも高く、それなりの対応も必要になりますが、短期の海外滞在ではミネラルウォーターのペットボトルは安心です。おかげで一度も体調を崩さずに済みました。
ビジネスセンターのPC
ホテルのビジネスセンター。ネットはLANで繋がっていますが、ハブがないため持ち込みのノートPCを使う場合は背面のLANケーブルを抜いて差し替えるという対応です。何処がIT先進国やねん!と思ってしまいました。
備え付けのPCのOSは98。日本語環境はインストールされていないので、「日本語環境をインストールしてくれ」と求めたところCDを探してはくれましたが残念ながら見あたらないということでした。速度を含めて結局は自分のPCを使う方が便利なようです。RAMは左が128MB、右が256MBでした。
ホテルのロビー
Ramada Manohar Hotelのロビーです。空港税関へ行くまでたっぷり時間があるし、ここで待っていても仕方ないので取り敢えず市内に出てみることにしました。
ホテルの時計
フロントにある時計。LOCAL、TOKYO、LONDONが有りました。NYはなぜか外されていました。日本と印度の時差は3時間半。日本に電話をするときは注意が必要です。
インド風のドアマン
顔なじみになったドアマン。彼のお陰でインドに頷くという習慣がないということを教えて貰いました。いつもニコニコと愛想のいい男です。
ホテル玄関
彼に見送られてハイデラバードの街へ出発です。
ホテルのガードマン
ドアマンの他にもう一人、ガードマンの彼も楽しい人です。市内の飲食店やショッピングセンターのことは彼に教えて貰いました。
三輪タクシーのオートリキシャ
この日使った足は三輪タクシーのアト。様々な呼び名(アトー、オートリクシャ、バジャイ他)がありますが、とにかく便利です。そして町中に溢れています。実はこの車のメーカーにはホームページもあります。BAJAJ
二輪中心のようですが、この三輪アトのコンテンツもあります。見ているだけでも十分楽しいサイトです。
しつこい運転手
歩いているととにかく寄ってきます。「歩きたいんや」と言ってもしつこく寄ってきます。カーステが付いているなど、何かと自慢しながら寄ってきます。まあ、100ルピー(200円強)もあればイヤというほど乗れるので気軽に乗ることが出来ます。とてもすてきなドレスを着てアトでホテルに来るレディーもいました。

しかしとんでもない運転手も中にはいますから、利用する場合はちょっと勇気が必要なこともあります。

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