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SVS HDTV High Definition System
 2011年のアナログ地上波の停波に向け、映像が日々ハイビジョン化してゆく流れはもう誰にも止めることは出来ません。すでに千里ビデオサービスではDVCPRO-HDやVARICAM、HDCAM、HDVでのハイビジョン撮影を行っています。ハイビジョン化が進むにつれ、お客様からイベントでもハイビジョンを利用したいという要望が高まったため、自社内でハイビジョンを編集するためのシステムを導入致しました。
 今回導入したシステムは1080/60i、60p、30pおよび720/60p、30p、24pに対応したカノープスのワークステーションです。弊社ではSDノンリニアシステムDVStorm/2をこれまでに5セット導入し、現在SD編集のメインシステムとなっています。HD編集にカノープスを選んだことは同社製品への信頼から自然な流れでした。

HP社製のワークステーション
 ホストはHP社製のワークステーションです。DVStormはオリジナルマシーンですが、ハイビジョンはカノープスの無償代替え機付きのシステムを購入しました。やはりトラブル時は安心です。
 編集ソフトはEDIUS Proの他Adobe Premiere Pro、After Effects、Audition、Encore DVD 等です。
 右の写真は編集中のHDシステムです。手前の液晶モニターはアンダースキャン機能があり、テレフレームの外まで全て表示できます。WEB用の映像を作るためにはアンダースキャンは必須の機能になります。
 画面はバリカムで撮影したイベント用のドラマ作品です。役者は元劇団コーロの名優村上嘉利氏。バリカムでの撮影現場の様子はこちらでご覧いただけます。
HDシステム
使用するテープ
 使用するテープはHDV方式の1080/60i、720/30pやVARICAMの720/60p-30p、1080/60iのDVCPROHD等です。HD映像の100MbpsのストリーミングはIEEE1394のs400でキャプチャーします。HDCAMの場合はHDSDIでのキャプチャーになります。
 右はHDVをキャプチャーするカムコーダーHVR-Z1Jです。現在ソニーから据え置き型のM10JというVTRが発売されていますが、間もなく高性能化された新製品が発売されるため、暫定的に使用しています。
HVR-Z1Jを使用した撮影現場を掲載しています。
・機材コストを下げることで予算を特機に配分した現場

・フィルターワークを重視した音楽家のプロモーションビデオ撮影
HVR-Z1J
DVCPRO HD100
 左はDVCPRO HD100のVTR です。1080iや60p、720/60p/30p、DVCPRO50/25等様々なフォーマットに対応しています。Panasonic製ですがDVCAMの再生も可能です。
 隣はHDデータを保存するトレーは交換式のIEEE1394ハードディスクです。千里ビデオサービスではこのタイプのハードディスクを2006年4月現在約80台保有しています。総容量は12テラバイトを超えています。(12TB=12,000GB)

 下はHDブースでイベント用プロモーションを編集しているところです。まだHDDVDやブルーレイDVDはイベントで実用出来るところまでは達していませんが、千里ビデオサービスでは独自の送出システムにより、すでにイベント用にハイビジョンプログラムやハイビジョンリピート映像を納品しています。50インチプラズマや液晶ディスプレーではSDとHDの差は歴然です。このシステムの初仕事はVARICAMによる720/60pの作品でしたが、今後はP2CAMやHDV、XDCAM-HD等の新しい方式によるハイビジョンを、ポストプロダクションに依存することなく、より手軽に提供出来るようになるでしょう。
HDブース
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