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和太鼓演奏のビデオ収録
太鼓のセッティング
今回は和太鼓の収録です。ホールを借り切って舞台、客席を映像のためにのみ使用します。観客のいる舞台では不可能なキャメラポジションで特機を使った撮影を行いました。お世話になったホールは奈良いかるがホールです。
大太鼓を移動車とクレーンで撮影
今回の特徴はキャメラを移動車やクレーンを使って立体的な撮影を行ったことです。移動車とクレーンに用意したレールは総延長25メートルの他、コーナー用のR付きレールも用意しました。
舞台袖のスイッチャー周り
スイッチャーは舞台下手に設置し、VTR関係は全てDVカムとしました。現場スイッチングのPGMの他、1〜4カメの全てをパラ撮りするアイソレーションスタイルをとっています。PGMは現場プレビューの必須ですが編集時の微妙なタイミング調整にはアイソレーションは欠かせません。
収録用VTR群
左上からバックアップ用のDSR-40、メインのDSR-2000。そしてアイソレーション用のDSR-45。バックアップ以外は同じタイムコードが記録されます。
4台のDSR-45
4台のDSR-45のスタート、ストップを同時に行うために使ったリモコン。4台のセンサーに確実に赤外線が当たるようにリモコンの位置は固定します。
移動車に乗ったキャメラ
移動車に取り付けたキャメラ。三脚が高すぎる場合はハイハットを箱馬に取り付け鎮子(しず)で固定します。
舞台前に敷いた食線レール
客席を外してレールを敷いたところ。全長は約10M
マルチトラック録音のブース
録音ブース:今回の録音は神戸のジーベックさんが担当です
MTR群
24CHマルチ録音用に用意されたMTR群。ジーベックさんのVTRもやはりDSR-45です。ビデオ収録と同期したタイムコードが記録されます。
ライブ収録用の音調ブース
プレビュー用に用意した同録ブース。プレビューといえども太鼓のプレイヤーが納得できる音場感を再現するためにジーベックさんからいただく8CHの回路に加え、独自に立てたマイクでホールトーンをミックスしています。ミキサーさんは同録やMAでお世話になっている池原さん。ENGでは音声さんですが、この日はミキサーさんを担当して頂きました。同録の音の善し悪しは全て池原さんにかかっています。
今回プロモーション用のビデオについては即納状態のためMAの時間は全く無く、この日同録した2CHが本番用になります。同録で追加したマイクはAKG C300やSONY ECM-56P等です。
レールに乗ったクレーン
舞台にクレーンを設置しているところです。オペレーターはベテランのTさん。安定したクレーンショットを支えるオペレーターです。
移動車に乗ったMキャメラマン
舞台前の移動車に乗っているのはおなじみのM氏。もう15年以上のおつきあいです。
太鼓奏者との打合せ
一曲毎に太鼓の配置、照明、撮影位置、カット割りが検討されます
和太鼓「くれない」の収録
曲目によってクレーン位置が下手や客席に移動します
クレーンから撮影中
クレーンの最大高は約4M。立体的な舞台撮影で効果は絶大
舞台前に設置したクレーン
客席側に設置したクレーン。ローアングルからハイアングルへ一気に駆け上ります。クレーンキャメラもおなじみのH氏。

おかげさまでスタッフやブレーンに恵まれ今回の撮影も無事収録を終えることが出来ました。スタッフ達に心から感謝します。