千里ビデオサービスの自社ダビングシステム
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撮影、編集が終わった作品はβカムやD2として局に納品しますが、一般ユーザーへの配布はDVDやVHSテープにダビングして完了します。1000本クラスのオーダーでは協力工場において高速ダビング(ミラーマザによる磁気印刷)しますが、100本程度、またはそれ以下のロットでは自社内でダビングします。
写真は千里ビデオサービスの地下1階のコピールームにあるダビングシステムです。様々なフォーマットからVHSテープにダビングし、自社オンデマンド印刷で作成した印刷物とともにシュリンク包装まで仕上げます。弊社では印刷のみならず、ダビングにおいてもオンデマンド体制を構築しています。また最近はDVDの需要がSnを越えたため、DVDデュープリケーターによるコピーも自社で対応しています。 |
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制作会社のダビング用VHS-VTRにはよく民生機が使用されていますが、弊社ではPanasonicの業務用ダビング機AG-6850Hを使用しています。業務用は民生機とは異なり、記録ヘッドに標準モード専用の58ミクロン幅が採用され、トラッキングの許容範囲が広く高い互換性を確保しています。またダビング後のノイズも少なくなります。 | |||||||||||||||||
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コピールームには編集室と同じコーデックを再生できるノンリニアシステムを設置し、編集データをテープに書き出すことなくダビングできる体制をとっています。通常はDVCAMやβCAMテープに出力した後ダビングを行いますが、仮編集でのプレビュー出力や、入稿期限のある編集においてはたいへん便利なシステムです。搭載ビデオカードはCANOPUS DVStorm2でCPUはPentium4/3.0GHzです。組み立てた当時は爆速を誇りましたが、今日ではダビングプレーヤーに降格です(代表の笹邊はDOS/Vマニアで、すでに10台以上の爆速マシーンを製作しています) 千里ビデオサービスではここに紹介したダビングシステムの他にリニア編集室のビデオ機器、ノンリニアSD編集、HD編集システム、そしてサーバーなど、常に10数台のコンピューターが稼動しています。それらを陰で支えているものが下の写真です。 |
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地下の分電盤
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事務所の分電盤
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大口契約によって映像機器やコンピューターは常に安定した電力が供給されています。作業が集中し、大量の電力消費が生じてもダウンすることはありません。しかしいくら安定供給といっても無駄な電力消費は慎まなくてはなりません。地球環境の保全につとめるため、省エネルギー、省資源の精神は大切です。 これまでの電力使用料のピークは何年か前の猛暑の時で、一度だけ10万円を超えました。しかしそれ以降は全員が省エネルギーに努め、現在では猛暑、酷寒においても1ヶ月の消費が10万円を超えることは無くなりました。 そろそろ千里ビデオもISO14001取得を目指さなくてはいけないかもしれません。 ISO14001は、環境マネジメントシステム(EMS)をどのように構築すればよいかを定めた仕様書です。ISO14001の序文には、この規格は世界中全ての地域のあらゆる種類と規模の組織に適用できるとあります。つまりISO14001の規格要求事項に従えば良いということになります。 |
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