映像制作フィールドレポート・アーカイブ   LIST view  RSS
映像制作会社の代表が現場で印象に残ったことなどを写真やビデオキャプチャーで綴る撮影技術日誌
(WEBへの公開は制作会社、クライアント、出演者の許諾をいただいておりますが二次利用はご遠慮下さい)

2011年02月14日(月)  雪のバレンタインデー
先日の南岸低気圧に続いて今度は【二つ玉低気圧】による大雪。


雪のバレンタインデーに戴いたのは六花亭のホワイトチョコレート。


今では普通に手に入る六花亭のホワイトチョコレートですが、今から40年ほど前に帯広で初めて食べた時は不思議な食べ物のように思いました。ホワイトチョコレート、雪景色にはよく似合いますね。

2011年02月13日(日)  【レッド・ワン】ごっこ・・・・NEXの動画現像?
先週は現場撮影〜編集〜送出というハードな仕事に続いて東京発注のロケの連続でした。そして2/11から三連休にはいりましたが、湾岸低気圧の通過で11日はなんと里雪が降って大阪市内は阪神高速の通行止めなど交通に大きな影響が出ました。
千里ビデオサービスの在る箕面も夜半から雪が降り出して朝には10cm近い降雪がありました。事務所の東側のロールカーテンを開け放つと1.5m×4mのパノラマが拡がります。

休みの日に早起きしてぼーっとしていてもこの景色に申し訳ないので少し動画を撮ってみました。暖房の効いた事務所から撮ったために室温と外気の温度差によって揺らぎが生じていますが、これも雰囲気ということで・・・・レンズはAi Zoom Nikkor 50-300mm F4.5SにKIPONのマウントアダプターを付けてNEXに取り付けています。


上の動画はEDIUSのタイムラインに置いてホワイトバランスやトーンカーブ、シャープネスのフィルターを掛けたものです。オリジナルファイルはMPEG(1920x1080/50Mbps)です。

さて、ここで少し変わったことを思いつきました。NEXでEマウントの純正ズームレンズを使用すると倍率色収差や湾曲収差が大きいたことが気になります。今回は試しということで上の動画素材で実験しましたが、オリジナル動画をTIFFの連番ファイルに書き出して写真現像ソフトで各収差の補正とトーン調整を行っています。
NEXの動画は60iとはいいながら素子の読み出しは30pになっているので静止画は1920x1080のフィールド画像ではなく完全なフレームになります。
動画では比較用に左右に並べてみたりしていますが、ページに埋め込んだ状態ではさほど違いが判りませんが、YouTubeマークをクリックして1080pサイズをフル画面で見ていただくとYouTubeでもけっこう判るようです。
撮影に使った50-300mmのは古いとは言ってもさすがにEDレンズだけあって倍率色収差の補正値は0でした。またKIPONのマウントアダプターはフランジバックの追い込み調整を行っていますのでテレ端で合焦させた後にズームバックしてもフォーカスは外れません。

2011年01月28日(金)  高槻市北部へ
打ち合わせで高槻へ行ってきました。帰りに北部を経由して戻りましたが、雪がチラチラと趣のある風景を楽しめました。写真は先日笹邊が誕生祝に貰ったNEX-5にマニュアルフォーカスのニッコールを付けて撮っています。(写真をクリックしていただくと1280pxのサイズでご覧いただけます)


写真の【ニ料山荘】は現在休館ということです。


New Nikkor 20mm F4(Ai改)NEX-5 NF→NEXマウントアダプター

2011年01月22日(土)  YouTubeに2動画アップしました
YouTubeに動画を2つアップしました。一つは先日完成したNEX-VG10用のコンパクトクレーンの撮影テストです。ブームを上下させるとカメラが自動的に下を向いたり上を向いたりする【仰角制御機能搭載】です。モーターなどを使わないので小型軽量で携行性も優れています。また仰角制御を停止してノーマルJIBでカメラ90度以上を後ろ向けに取り付けて擬似的に「ドリーによるトラックイン」風の動作も可能です。そして小型軽量を生かしてモノレールドリーへの搭載が可能です。

現在GoProHDを使った【車載運用】の可能性を検討中です。

もう一つはお遊び動画として自宅にあった象印のアイスクリームメーカー【Hi-Cream】の紹介映像です。インターネットを検索しても全くヒットしないので紹介をさ­­せていただくことにしました。
象印が1980年頃に発売したアイスクリームメーカーの【ハイクリーム】は攪拌器が1つとカップが2つ付いていて、一つは生クリーム用、もう一つはメレンゲ用に使用してそれぞれをホイップした後一つにまとめて攪拌して凍らせると簡単にアイスクリームができあがります。特筆すべきは生クリームのホイップです。わずか数分でとてもきめ細かく滑らかなホイップクリームを作ることができます。
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撮影はいずれもNEX-VG10を使用しています。

 

2011年01月19日(水)  NEX-VG10とスーパータクマーがお気に入りです
近所にある【カメラのキタムラ】で手に入れたスーパータクマーを加えてNEX/PENTAXの組み合わせが充実しました。

(最近リコーのコンデジが気に入っています。上の写真はリコーGXR-S10 5.1-15.3mmで撮影しました)

NEX本体に付いているレンズはベローズタクマー100mmF4でベローズはFUJICAのコンパクトベローズです。マウント変換は引き伸ばしレンズなどを使う場合にフランジバックを短く稼ぐためにM42→L39ライカマウント→NEXに変換しています。M42→NEXよりも約10mm短く出来ます。
前列の向かって左から135mmF3.5、28mmF3.5、55mmF1.8、そして右端は50mmF1.4の初期型で8枚構成のもので、偶然キタムラで見つけました。7枚構成の後期のものに比べるとトリウムの含有量が少ないらしくレンズはクリアーで黄色くもなっていませんでした。ちなみにアトムレンズとして有名な7枚構成の50mmF1.4は後玉付近では自然界のガンマ線の100倍ほどの線量が測定できるそうです。もちろんこれはペンタックスに限らず、オリンパスやニコンでも70年代前半までは光学レンズに放射線を発する物質を混ぜて屈折率を大きくしていたと聞きます。

NEXのおかげでペンタックスのスクリューマウントレンズが使えるようになり、最近タクマーレンズを買い集めたわけですが、ニコン派の笹邊も最初に使った本格的な一眼レフはペンタックスでした。いわば思い入れのあるレンズということでしょうか。
ペンタックスS2やSV、そしてSPで写真の世界に入り、その後ニコンとハッセルブラッド、ペンタックス6x7、リンホフ、トヨビュー等で仕事をするようになりましたが、他にもキヤノンF1、オリンパスM1、ミノルタXD、そしてローライフレックス、ブロニカ、マミヤプレス、マミヤRB、RZなども使ってきました。35mmは現在もニコンですが、それでも最初に出会ったペンタックスの感動は今も残っています。
NEX-VG10がビデオカメラとして未完成と思えるところは多々ありますが、NEX-Eマウントの汎用性は【面白くて仕方が無い】ものだと思います。

次の写真はAi Zoom Nikkor ED 50-300mm F4.5SにテレコンバーターTC14を装着してNEX-VG10で撮ったものです。焦点距離はテレ端の300mmです。
テレコンバーターを付けているので300mm×1.4倍=420mmとなり、APS-Cサイズの換算値1.5倍を掛けると420×1.5=630mmとなります。次の写真はピクセル等倍でみた部分切り出しです。

排気ガスの熱気で陽炎が出ていますが、600mmクラスの望遠レンズとしては十分にシャープな結像を見せてくれます。
50-300mmが最初に発売されたのは1967年で、Ai化、ED化されて最終モデルは1977年です。撮影に使ったAi Zoom Nikkor ED 50-300mm F4.5Sは1982年に発売された最終モデルです。先日の宮内タカユキLiveや木村充揮LiveもこのレンズをNIKON D700で使用しました。今時のオートフォーカスは付いてはいませんが【ピンとは自分の眼で合わせるもの】としてデジタル時代の今日でも現役で活躍しています。とても古いレンズたちですが、NEXのおかげでさらにその活躍の機会が増えたと考えています。

2011年01月18日(火)  待ちに待ったNEX-VG10用のピクセル等倍&ピーキング付きSONY5吋LCDモニター
ソニーから新製品情報です。HDMI対応カメラにHDMIケーブルでつなげて使える、5.0型大画面のポータブルモニター。広視野角の5.0型WVGA(800×480)サイズの液晶モニター。カラーピーキング、ピクセル等倍拡大機能など、撮影シーンや好みに合わせて、さまざまなモニター設定が可能な優れものです。
ソニーのサイトでは
クリップオンLCDモニター CLM-V55 近日発売
希望小売価格: 42,000円(税抜価格: 40,000円)となっています。
http://www.sony.jp/dslr/products/CLM-V55/index.html
ソニーのサイトより転載



デジカメWatchでも紹介されています。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110113_419972.html

これでNEX-VG10で不満だったLCD倍率が一気に解決できそうです。

2011年01月17日(月)  寒さは少し和らいだようです。
案の定朝の事務所前は雪でズルズルでした。月曜日にも関わらず車は少なく、時折ジャッジャッジャッジャッという路線バスのタイヤチェーンの音が静かな夜明けの街に響くだけです。寒さは少し和らぎ、雪は思っていたほどには積もりませんでした。

そういえば今朝のニュースでJR東日本の新幹線の監視システム【ダイヤ】のモニターが故障を起こして関東、東北方面の全線で停止していたようです。デジタル時代らしく、大山鳴動・・・というようなことが今後はけっこう起こりそうな予感がしました。

事務所を出た頃には気温もだいぶ上がり、空は真っ青に晴れ上がりました。ただし先の山並は重々しい雲に覆われています。
(コンデジですがよく写ります。最広角は35mm換算で24mmに相当。リコーGXR-S10 5.1-15.3mm)

さて、今年はいつ頃までスタッドレスが必要なのでしょうか。仕事の具合にもよりますが、例年通り2月末ないしは3月始めというところでしょうか。

2011年01月16日(日)  3カメスイッチング
25年ほどお世話になっているダンススクールの撮影でした。朝から雪模様でしたが渋滞も無く無事到着。


難なく現場を終えて遅い夕食を摂って帰社するころには雪も本降り。
事務所前も積雪と凍結でズルズル。明日は降雪地域への遠出。けっこう大変な感じです。

2011年01月07日(金)  仕事始めはHDCAMで
照明部の鎌田さんとの仕事始めはHDCAMでのVPでした。
大手企業さんのイベント用のVPは【鬼十即】で有名な代理店さんの仕切りで台本の扱いは超厳重で一切お伝えできませんが、カメラはHDCAMで標準とショートズームのHJ14です。事前にオ機材リストが送られてきて、照明はHMIライト2灯と蛍光灯のディーバライト2灯が指定されました。三脚もサクラーのヘビーデューティー(太脚)指定です。ヘッドはサクラーではなく使い慣れたヴィンテンでOKということでちょっと安心。


年はじめの仕事でけっこうプレッシャーが強かったのでクロジールのオイルダンプズーマーも長短2種のレバーを用意し、パン棒用のゴムも強弱2種です。

案の定、監督から超スローなズームインを要求されましたが、お蔭様で無事終了できました。
さぁ、今年もスロットル全開でがんばりましょう。

2011年01月03日(月)  明けましておめでとうございます【今年の正月は大阪です】
明けましておめでとうございます。今日で三が日も最終となり、明日からは平常業務に戻られる方も多いことと思います。
年末の雪に即されて車のタイヤをスタッドレスに履き替えました。ファミリアのタイヤはホイールごと新調したヨコハマのiceGUARDです。

扁平率50%の夏タイヤの15インチよりもひとまわり小さい14インチに取り付けた70%のiceGUARD   

タイヤを交換している時にも雪が舞い始め、新春はスノードライブです。ルートは亀岡から京北町〜花背〜鞍馬へ抜ける初詣コースを選びました。

亀岡から京北町へ抜ける杉林は雪でしたが、それほど雪も無く路面は夏タイヤでも走れるほどです。しかし京北町〜花背〜鞍馬はさすがに大雪です。スノードライブの様子をYouTubeにアップしています。


ドライバーは雪道ビギナーのJr.手持ちのVG10のため速そうに見えますが、確実なグリップ走行でコーナーもタックインやスライドすることもなく快適に走っています。ヘッドライトは笹邊が30年ほど前にスーパーシビックをチューニングした際に購入したFET(極東)のCIBIE競技用バルブ&リレーセットの予備としてストックしていたものです。ワインのように熟成はしませんが、デリカD:5純正のHIDよりも明るくていい配光をしています。とはいっても協議用のHIDほど明るくはありませんが。

峠の気温は−3℃でした。路面は綺麗に除雪されていて気持ちよく走ることが出来ます。ムービーにも除雪車が写っていましたが、道路管理者の皆さん元日からお疲れ様です。ありがとうございます。

降雪中に走るとヘッドランプやフォグランプに雪が付着して光量低下を起こします。高級車のようなワイパーやウォッシャーが付いていないファミリアでは時々停めてライトやダクトの雪を払い落としてやります。
全行程200kmほどのうち100kmあまりの雪道でドライブでした。若いといっても100kmあまりの雪道にはJr.も疲れたでしょう。ここはゆっくりと温泉に浸かって骨休め。

2011年の初風呂は鞍馬温泉の露天風呂です。初めて訪れましたがなかなかいい感じの温泉でした。
温泉で冷えた体を温めた一行は京都市内へ下って八坂神社へ初詣。八坂神社の様子もYouTubeにアップしています。


この動画をアップしたところYouTubeからメールが届きました。
あなたの動画「2011年元旦 八坂神社初詣 【Yasaka New Year's Day 2011】」に、Sony ATV Publishing さんが所有またはライセンスを所持しているコンテンツが含まれている可能性があります。
ということだったので「使用楽曲はNashStudioのオリジナル楽曲であり、音源使用料、著作権料を支払い、使用許諾を得ている」旨を知らせました。YouTubeの説明によると第三者の誤認による通知のようでした。

そういえばYouTubeにアップロードしようとアクセスしたところ、下記のようなメッセージがありました。
【Congratulations! Your account is now enabled for uploads longer than 15 minutes. Click the Upload button below to select a video.】
【おめでとうございます! あなたのアカウントは現在、15分より長いアップロードが可能にされます。 以下のUploadボタンをクリックして、ビデオを選択してください。】ということのようです。
YouTubeによると
我々は動画の投稿時間の上限を 15 分に変更しました。
この度、YouTube のコミュニティガイドラインや著作権についてのルールを順守してきてくださったユーザーの中から一部の方のアカウントにおいて、15 分以上の動画をアップロードできるようにしました。
年の初めに縁起のいいメッセージを戴きました。千里ビデオサービスとして一層の努力を行いますので、これまでと変わらぬご指導、ご鞭撻のほどよそしくお願いいたします。

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