Field Report Archive
千里ビデオの代表が現場で印象に残ったことを写真やビデオキャプチャーで綴る写真日記
(webへの公開は制作会社、クライアント、出演者の許諾をいただいておりますが二次利用はご遠慮下さい)

新大阪で最終下見 09/06(Wed)


新大阪のホテル・ラフォーレへ下見に行ってきました。医学系のセミナーを2CAMアイソレーションで収録するので、照明や音声系の持込、設置などの最終的な詰めが目的です。以前に一度下見をしているので特に問題は無く、打合せは30分ほどで終了しました。


時間があったので、笹邊がCMスタジオにいた頃の同僚がやっているスタジオをお邪魔しました。このスタジオはスチルの撮影で時々お借りします。


今日もS君はにこやかな笑みを見せてくれます。長く付き合える友人というのは嬉しいものです


スタジオではブツ撮りをしていました。


カメラはハッセルの533ELでした。笹邊は30年ほど前500Cと500ELを使っていましたが、533ELは大きく変わったところも無く、操作性は500ELと変わりません。一部電気的な接点が増えたくらいです。いかにハッセルブラッドの基本設計が優れているかということでしょう。ただし最近はデータ納品が多く、EOS 5Dの使用頻度が増えているそうです。

 
AdobeAudition 09/05(Tue)


マルチトラックで録音した音素材の編集が入って来ました。当初MacのLogicで編集する予定でしたが、クライアントの希望でAdobeAuditionで編集することにしました。
AuditionはAdobeVideoCollectionに付属していたソフトで、実は今回が始めての使用になります。といってもショートカットが違うくらいで、PentiumDで走るAuditionの処理能力はPowerMacG4で走るLogicの数倍は高いでしょう。もっと早い時期にインストールしておけば・・・と少し後悔しています。操作性も他のMAソフトと変わることも無く、操作に支障はありませんでした。レスポンスの良さはソフトだけではなくPentiumDに拠るところのものでしょう。


AdobeAuditionはProToolsのようにムービーとの連動が出来るのでVPのMAにも良さそうです。嬉しいのは波形の編集が可能でポップノイズの除去や音程の調整も出来ることです。今回の仕事はそれほど難しいものではなく、初見でも十分仕事になりましたが、高度な編集が出来るように色々勉強したいと思います。笹邊はマニュアルを読まずに触っても使えるソフトウエアが優れたソフトの条件だと思っています。もちろん必要に応じてマニュアルも開かなければなりませんが、何よりも取っ付きの良さが大切だと感じます。そういう点ではAdobeAuditionは優れたソフトウエアだといえるでしょう。今回の編集を発注いただいたクライアントさんに大感謝です。

 
1本完成 09/04(Mon)

先日から編集していたVPが完成しました。明日本番の展示会で上映するプロモーションで、非常にタイトなスケジュールだったのですが、予定通りの期日で納品、検収を終えました。



本来はプラケースでの納品ですが、展示会場で紛失や破損が無いようにバックアップを併せて2枚をアマレータイプのトールケースで納品しました。


展示会は東京ビックサイトで行われる第62回東京インターナショナル・ギフト・ショーです。また8/25に宇治で撮影したVPも同じく東京ビッグサイトで行われる国際物流総合展2006で上映されます。

  

 
編集と撮影 09/03(Sun)


秋晴れに吹く風が気持ち良い今日この頃です。先日撮影したVPの編集に入りましたが、まだ一部の撮影も行っています。


これは合成用の動画を撮影している様子ですが、キャメラはHVR-Z1Jです。ハイビジョンで撮影してSDの4:3にダウンコンバートしますが、PD150のDVCAMモードと比較すると格段に高品位な画像が撮影できます。


HVR-Z1Jの潜在能力の高さに今更ながら驚いています。この小さなボディーの何処にDSR-450が入っているのでしょうか。時に450と比較しても見劣りしない映像が記録されます。



 
ナレーション 09/02(Sat)

今日はVPのナレーション録音で市内のイングスさんにお邪魔しています。

ナレーターはボイスの白波瀬勲さんにお願いしました。ボイスさんではこれまでも様々な方にナレーションをお願いしていますが、白波瀬さんの初見のナレーションは抜群です。今回は寸前まで原稿の変更などがあり、的確な人選だったと思います。


写真はイングスさんの編集室での打ち合わせの様子です。白波瀬さんの素晴らしい声をお聞きください。

 
夏も最後 09/01(Fri)

今年の夏は充実していたためか、あっという間に過ぎてしまいました。「気が付けば秋」といったところでしょうか。

千里ビデオサービスでは毎年夏になるとの玄関脇にスイレン、コウホネ、ヒツジグサが咲きます。


今年のスイレンはとても調子がよく、7月から今まで沢山の花を咲かせ、9月に入った今も数個つぼみを残しています。とても長い間美しい花を楽しませてくれました。気候が良かった事もありますが、この睡蓮鉢に日本メダカを入れたのが良かったのかも知れません。

 
一段落しました 08/31(Thu)

8月の締めくくりは劇団コーロさんの収録でした。一心寺シアター倶楽の前に到着して見上げる空はすでに秋。天高く、笹邊肥ゆる秋です。






開館前に到着し、三千佛堂の「朝のお勤め」を覗きましたが、教会のような響きを持ったホール?は最新の照明効果と音響効果に包まれ、熱心な仏教徒でない人も気持ちよくなれる環境です。もちろん空調も行き届き、極楽々々。まさにハイテク寺院でした。


システムはDXC-637による3CAM/EFP、収録はDVCAMになります。


最近SEG-2550Aが多いのですが、キッカケ命のスイッチャーにとってはボタンの感触が重要です。芝居の収録はやはり愛用のSEG-2000Aを選びます。




キャメラは客席後部にBキャメ、Cキャメを並べて設置しました。


Aキャメは客席最前列にローアングル三脚で後席の視野に影響しないようにしています。


各キャメラのパン棒にはオリジナルのリターンスイッチを取り付けています。


本番中暗転になる芝居では1cmのケーブルでも躓けば事故になります。今回はケーブルが通路を横切るため、安全を考え養生ではなく扉の上を飛ばしています。


録音マイクはアムクロンです。小屋のパンチにガムテープの痕が残ってはいけないので、一度養生テープ(白)で固定した後に黒ガムで押さえています。こんな時につや消し黒の養生テープがあると助かるのですが・・・


キャメラマンやスイッチャーにキッカケや動きを伝える本読みは前田君が担当しました。すでにライブなどではハンディーまでこなしますが、まだまだ修行中の身です。


ベースで台詞が聞き取りやすいようにモニタースピーカーを設置しました。DC12Vでも使えるタイプで、ロケ先のプレビューではキャメラバッテリーで動作します。






今回は「創立20周年記念5作品連続公演」となります。写真は今回収録しない『のんのんばあとオレ』の本番をCyber-shot T9でスナップしたものです。収録作品の『わいどま、ぎゃあいうとたたききるど』の演出はVaricamでのVPに出演していただいた村上嘉利さんがされ、休憩時間に楽屋で色々とお話を伺うことができました。話が弾み、村上嘉利主演のDVDを作ることになるかも・・・・


収録を終えて撤収すると時刻はすでに21時を回っていました。朝の天気が嘘だったかの様な雨。「女心と秋の空」まさにそのとおりですね。明日からはVPの編集と録音です。しばらく天気に左右されない現場になります。

 
昨日の続き・・・。 08/30(Wed)

今日は撮影準備ということで、少し楽が出来ました。昨日はさすがに帰宅後爆睡してしまいました。アップできていなかった写真が何点かありますので追加します。

撮影の帰りに閉館時刻を過ぎていましたが、すさみ町にある「エビとカニの水族館」に立ち寄り、館長の森氏にお会いすることが出来ました。


ひょうきんと言うより不気味?なオーム貝です。


 

ヤドカリが活発に動いていました。


森氏は「エビとカニの水族館」の前は鳥羽水族館で学芸員をされていた方で、現在も「水族応用生態研究所」所長でいらっしゃいます。さすがに管理が行き届いていて展示されている甲殻類が、とても生き生きしていました。

 
今日の現場 08/29(Tue)

スケジュールがタイトになっていて、先日から写真だけの日々好日になっています。いずれShootingにアップできるものは、そちらで解説などを加筆します。とりあえず今日のところは10枚のデジカメ写真の掲載となります。そして次の撮影は3CAMで劇団コーロさんの収録です。





















 
フェスティバルホール本番終了 08/28(Mon)


フェスティバルホールでの中継が終了しました。昨夜は退館間際までのリハーサルでしたが、そのお陰で本番はとてもスムーズに進みました。送出事故も無く仕事は無事終了です。


最後の銀打ちはとても気持ちのよいものでした。普通は同会場への中継ではアップショットのみを送出しますが、銀打ちのような特攻では前列の各席からも舞台全体がわかるようにロングショットを送出します。それ以外は基本的に目で見えるよりもアップを入れなければ送出の意味がありません。今回の特攻はやはりキッカケ命のギミックさんでした。
明日は番組の取材で和歌山です。本州最南端までの移動は朝4:30分出発。やはり今日も早く寝ることが最良の選択です。

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