撮影技術 フィールドレポート   LIST view  RSS
撮影技術会社の代表が現場で印象に残ったことなどを写真やビデオキャプチャーで綴る撮影技術日誌
(WEBへの公開は制作会社、クライアント、出演者の許諾をいただいておりますが二次利用はご遠慮下さい)
以前の記事は該当月をクリック→ 2008年04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2009年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2010年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2011年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2012年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2013年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2014年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2015年01月 02月 03月 04月 05月 
2016年01月 
2017年01月 

■2008年05月26日(月)  松本で試写
VPの試写のため松本へ行ってきました。ここのところ遠出は必ず晴!この日も名神、中央道ともドライブ日和です。試写、打合せを終えて、帰路は安房トンネル経由で高山に入り、7月に全線開通予定の東海北陸自動車道です。

この山の向こうは上高地。今回は時間がないので後ろ髪を引かれながら釜トンを横目に安房トンネルへ向かいます。

沢渡の吊橋でちょっとスリルを楽しむ笹邊です。高いところが大好きです。落ちれば年寄りの冷や水かも。

今回の長野行きで面白いことがあったので紹介します。コーヒールンバの曲が流れる自動販売機というのはご存知ですね。「アドマイヤ・ミル挽きコーヒー」これは無敵のコーヒー自販機だと笹邊は思っています。ドリップして煮詰まったフランチャイズ系のカフェや喫茶店よりもはるかに高貴な香りと味を楽しませてくれます。この自販機の凄いところはコーヒーを淹れる様子を 生中継する革新的なコーヒー自動販売機だということです。

でも本当に生中継しているのか?と疑ったことはありませんか。私もMPEGプレーヤーを搭載しているのではないかと疑っていました。で、今回その自販機内部への潜入レポートです。

!!有りました!!小型キャメラが搭載されています。合計5台のライブキャメラです。この撮影にご協力いただいた東洋ベンディング株式会社のメンテナンス担当者に感謝します。疑問が晴れてスッキリ!です。

疑問が晴れた後は美味しいコーヒーを思い切り楽しませていただきました。この販売機を管理されている東洋ベンディング株式会社、ホームページは準備中ですがリクナビに求人情報が載っていました。

夕食は郡上八幡で高速を降りてラーメンなどを食べて再び帰路に。今回は偶然にもコーヒールンバの自販機内部が観察できた一日でした。

■2008年05月25日(日)  ビッグサイトの現場
ブログやShootingで更新しているので、ここで書くことも無いのですが、公開していない写真も何点か有るので現場レポとしてアップします。

今回の東京で美味しかったもんは色々ありました。写真は撮って居ませんが、鍋ぞう大森店で食べたしゃぶしゃぶ食べ放題は良かったです。3人で行きましたが、店の人も驚くほど食べました。

ビッグサイトでは「東京国際アニメフェア2008」で一緒になった音響スタッフさんやイベント制作会社O社のHさん達とお会いしました。私たちの映像が綺麗に無線中継されていることに驚いておられた様子です。是非他でも提案していただきたいものです。

今回出展されていた三元ラセン管工業の高嶋さんともお会いできました。笹邊のブログと相互リンクしていただいている高嶋さんは笹邊よりも一回り上ですが、とても精力的な方です。笹邊が目標とする人です。

今回の出展で気になったミニログハウス。信じられないほどの低価格です。田舎にマイハウスが建てられるかもしれません。

気になるケースメーカーさんも出展していました。ソニーの純正ジュラや映像機器のオーダーメイドケースを作っておられるところで、今回色々と資料もいただきました。モニターやスイッチャーのケースをお願いする予定です。また今回の「大阪ビジネスEXPO 2008」の横では「安全 衛生 快適フェア」が開催されていて、そちらには台車メーカーさんなども出展されていて色々な情報を入手出来ました。写真はアンドロメダという脚立。上から眺めて「これは撮影に使える!」多くの情報が収集できた東京の現場でした。

■2008年05月19日(月)  明日から東京
3ヶ国語のVPの編集も終わり、22日から東京ビッグサイトで行われる【大阪ビジネスEXPO 2008】に行きます。行くと言っても出展者ではなく中継の仕事です。

写真は昨年マイドーム大阪で行ったビジネスマッチング博2007です。現場でインタビュー取材をし、それを会場内各所に配置された40〜60インチPDPへのライブ中継と現場編集した再放送の送出です。

前回の現場を評価いただき、今回の東京遠征になりましたが、現場が大きいために今回はキャメラケーブルを排して映像を無線中継します。また、アスペクトも今回からは16:9のワイドになります。実は今回の出展者の中に取引先が何社か居られてけっこう緊張します。
 本番は23〜24日ですが、ワイヤレスキャメラ(キャメラ本体はシーマさんのAJ-SDX900を使用)の調整などで23日はサービスエリアの確認やリハーサルに費やします。中継スタッフはCAM/CA/TD/VEの4名でデリカで向かいます。

■2008年05月16日(金)  横浜の現場@木原
横浜で行われたイベントジャパン2008に現場スタッフとして出張していた木原の写真です。

昼に大阪を出発した木原達が富士山を見たのは夕刻でした。富士川SAから見た富士山はマゼンタを帯びています。

横浜までは車で移動。トラックのようなスーパーワイドロングのハイエース。笹邊もこの車で何度か大阪⇔東京を走りましたが、けっこう横風に煽られてヒヤッっとしたり。


無事横浜到着。宿泊はみなとみらいのそばのワシントン。現場はパシフィコ横浜


イベントジャパン2008の会場です。

千里ビデオサービスが取引している会社の中空モニターが注目されていました。笹邊も色々とアイデアの浮かぶモニターとして注目しています。

こちらはタケナカさんのブース。実はここで「別嬪のFさん」にお会いしましたとのこと。「別嬪のFさん」←千里ビデオサービスのキャメラマンたちはそう言ってますし、笹邊もそう思います!。


これは木原達の現場の等身大ケンシロウ。

他にもメイシーの着ぐるみなど。横浜組が現場を無事終了して大阪へ戻りましたが、笹邊は3ヶ国語のハイビジョンVPの編集に追われていました。休み明けの20日からは帰阪したばかりの木原達と「大阪ビジネスEXPO2008」で東京ビッグサイトへ出向きます。

■2008年05月15日(木)  デカ !!
用があって照明さんの機材庫へ行ってきました。助手さんたちが翌日のCM撮影で使うDesistiの24kをテストしていました。


とにかくデカイ!

灯体だけでは大きさが分からないので、助手さんに入ってもらってもう一枚。いや〜でかいですね。

24kWの電球を200Vで駆動すると120Aの電流が流れます。スタジオにこれ一発点ければそれだけで真夏が出来上がりそうです。

■2008年05月12日(月)  某所で仕込
週末に撮影していたVPの続きです。現場は市内の某所。机や椅子、HD編集システムを持ち込んでスモールオフィスを再現しました。今回は現場が重なり、前回記録写真を撮った木原はイベントJAPAN 2008でパシフィコ横浜の現場へ車で出張中。記録写真は笹邊が撮っています。で、キャメラは前回レールドリーに乗っていたMキャメラマンが行っています。

照明は外光を活かしてHMIを2灯使用しています。この記事に使用している写真はその灯りでノーフラッシュで撮っています。ビデオの雰囲気も概ねこんな感じになります。

背景の壁に時計を取り付けているJr.大きなホワイトボードも重要な演出です。

役者は週末に撮影したAD役の野田マニアさんとエディター役で初登場の山本太一さん。

モニターを覗き込むM監督。撮影はやはりHVR-Z1Jで行っています。

エディターの操作しているデスクトップの撮影。画面タイムラインには週末にXL-H1で撮影したレールドリーのシーンが見えています。撮影はこれで終了で、後はモーショングラフィックス、V編集、ナレーション、MA、PAL変換などを行います。
 この現場に居る時、釣りビジョンさんから急なロケ依頼が入り、この日キャメラを振っていたMキャメラマンが担当することに。笹邊は数日大阪でオーサリング、MAなどを行った後にビッグサイトで行われる大阪ビジネスEXPO2008のテクニカルディレクターとしてMキャメラマンや木原達と東京へ出張します。今月は長〜い1ヶ月になりそうです。

■2008年05月11日(日)  音らんど
音らんどさんへ行ってきました。「音らんど」⇒言わずと知れた大谷さんが社長を務める会社です。関西で大谷さんを知らない音響さんは・・・かも。

きれいに整頓された機材ケース群。うちも見習わなければなりませんね。で、今日は大谷さんに憧れるJr.も同行してお社長のリスニングルームで作業をしていただきました。「大人の隠れ家」で作業してくれているかっちゃんとタチ君。お世話になります。

下の写真は大谷さん自慢の4312Dです。私もこんな部屋が欲しい!欲しい!・・・欲しい!でした。


■2008年05月08日(木)  業界モノ=主役は技術スタッフ
GW明けはとても楽しい現場です。クライアントや代理店の意向を活かしつつ、我々技術、制作スタッフが納得できるスタイルを突き詰めた形の再現です。

ロケ前のスタジオ撮りではFOBAの撮影スタンドを使ってリフトショットの撮影を行っています。

キャメラは今回もHVR-Z1J。毎回ショットトランジションのお世話になっています。というのも、左手でリフト、右手でパン、ということはズームやフォーカスは・・・・セカンドが付かなければ不可能な撮影もショットトランジションのおかげでワンマンオペレートが可能になります。

さて、今回のメインになるオープンロケ。公園の使用許可を申請して公園にレールドリーを32feet敷きました。出演者はシアターOMの稲森さんにお願いして、7名の役者を用意していただきました。


左から稲森誠たむらめぐみ堂下朋恵(敬称略)です。

奥の二人は稲森誠堂下朋恵です。他にもAD役=野田マニア、メイク役=竹田三保、ブームマン役=中島じーや、エディター役=山本太一です。ただし今回のVPは業界の人間が見る業界モノです。つまりプロが納得できる無駄の無い動作が必要です。そのためにメインの技術スタッフは全て本物でまとめています。キャメラ、ドリー、VE、照明技師、照明助手は全て本職です。

右手前は監督役のたむらめぐみ、その隣にジャケットが見切っているのはプロデューサー役:実は本当のプロデューサーのH氏。


こちらは本職の監督である前川さん。左は照明技師の太田さん。

グライドカムにHVR-Z1Jを付けているのは笹邊です。笹邊は本編収録のため当然出演はありません。


そしてグライドカムの出演はでは最新のHVR-Z7Jを搭載しています。

これがグライドカムの出演シーン。堂下朋恵の移動ショットをHVR-Z7Jで撮影しているシーンをHVR-Z1Jで撮ります。もちろん本編にも出演キャメラのHVR-Z7JやXL-H1で収録した映像を使います。そのことを考えても技術系出演者(キャメラ、VE)を本物でまとめなければ笹邊が差し替えカットを撮らなくてはなりません。
 
さて、ロケ場所は屋外から屋内に変わり、出演者のトークシーンです。撮影は音楽ホールを貸切で行いました。

ここでは撮影準備をする照明部や特機部、録音部、演出部などがどんどん見切ります。これも全て演出したタイミングで動いています。

カーブレールに乗って移動するドリー(XL-H1)をもう一本のレール(SVSオリジナルのAYUドリー)でフォローします。もちろんそれぞれの動きは途中で変わるように演出しています。撮った画を業界の人が見ればレールを2系統敷いた事に気付いてくれるはずです。

おかげさまでオープンロケも好天に恵まれて予定日程で無事終了しました。この日スタッフさんからいい言葉を聞きました。「天気がいいのも仕事」だそうです。これまでの人生でそんなことは気にもしなかったのですが、屋根大工と同様に晴れ男であることは仕事にはプラスになりますね。さて、千里ビデオサービスではだれが晴れ男なのでしょうか。
 
この後は週明けに編集室シーンを撮影して完了です。撮影は市内のマンションスタジオを借りて行います。

以前の記事は該当月をクリック→ 2008年04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2009年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2010年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2011年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2012年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2013年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2014年01月 02月 03月 04月 05月 06月 07月 08月 09月 10月 11月 12月 
2015年01月 02月 03月 04月 05月 
2016年01月 
2017年01月 

一覧 / 検索